出版社内容情報
親を看取った、夫も見送った、子どもたちは独立した。根っこのない寂しさをひしひしと感じる六十代半ば。女ひとり、自然と寄り添い、犬猫と暮らす日々。生まれたり死んだり咲いたり遊んだりする生きものたちの傍にいると、自分自身の「生きる」もしっかと受け止められる。そんな人生を楽しむ比呂美さんの家に、野犬の仔犬がやってきた。ワンオペ、シニア、多頭飼い。不自由だけれど愛おしい、犬猫たちとの賑やかな日々を綴る。
内容説明
親を看取った、夫も見送った、子どもたちは独立した。根っこのない寂しさをひしひしと感じる六十代半ば。女ひとり、自然と寄り添い、犬猫と暮らす日々。生まれたり死んだり、咲いたり遊んだりする生きものたちの傍にいると、自分自身の「生きる」もしっかと受け止められる。そんな人生を楽しむ比呂美さんの家に、野犬の仔犬がやって来た。不自由だけど、「生」があふれている。ワンオペ、シニア、多頭飼い。野山から来た怯えたいのちが家族となった三年間の記録。
目次
1 森のお母さんに教わった知恵
2 おれがママの代わりになるよ
3 いいじゃない、しあわせならば
4 うちはうち、よそはよそ
5 たったひとつ救ったところで
6 ここにいるけどここにいない
7 火を見つめるコヨーテのように
8 あの表情を見たくないのだ
9 すべての計画はファンタジー
10 笑って、跳ねて、走って、誘って
11 三大欲求が寂しさを埋める
12 犬猫のいない便利、いる充実
13 生きてることはむだじゃない
14 動植物園に住み込まない?
15 おかあさんだ、生きてたんだ
16 最果ての老後、犬猫どうする?
17 この家には、犬二匹、猫二匹
18 あとは野となれ山となれ
著者等紹介
伊藤比呂美[イトウヒロミ]
1955年東京都生まれ。詩人。’78年に『草木の空』でデビュー。80年代の女性詩ブームを牽引。結婚、出産を経て’97年に渡米。詩作のほか小説、エッセイ、新訳、人生相談など幅広い創作活動を行っている。『ラニーニャ』で野間文芸新人賞、『河原荒草』で高見順賞、『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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