野犬の仔犬チトー

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野犬の仔犬チトー

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  • サイズ 46判/ページ数 308p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334103279
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

親を看取った、夫も見送った、子どもたちは独立した。根っこのない寂しさをひしひしと感じる六十代半ば。女ひとり、自然と寄り添い、犬猫と暮らす日々。生まれたり死んだり咲いたり遊んだりする生きものたちの傍にいると、自分自身の「生きる」もしっかと受け止められる。そんな人生を楽しむ比呂美さんの家に、野犬の仔犬がやってきた。ワンオペ、シニア、多頭飼い。不自由だけれど愛おしい、犬猫たちとの賑やかな日々を綴る。

内容説明

親を看取った、夫も見送った、子どもたちは独立した。根っこのない寂しさをひしひしと感じる六十代半ば。女ひとり、自然と寄り添い、犬猫と暮らす日々。生まれたり死んだり、咲いたり遊んだりする生きものたちの傍にいると、自分自身の「生きる」もしっかと受け止められる。そんな人生を楽しむ比呂美さんの家に、野犬の仔犬がやって来た。不自由だけど、「生」があふれている。ワンオペ、シニア、多頭飼い。野山から来た怯えたいのちが家族となった三年間の記録。

目次

1 森のお母さんに教わった知恵
2 おれがママの代わりになるよ
3 いいじゃない、しあわせならば
4 うちはうち、よそはよそ
5 たったひとつ救ったところで
6 ここにいるけどここにいない
7 火を見つめるコヨーテのように
8 あの表情を見たくないのだ
9 すべての計画はファンタジー
10 笑って、跳ねて、走って、誘って
11 三大欲求が寂しさを埋める
12 犬猫のいない便利、いる充実
13 生きてることはむだじゃない
14 動植物園に住み込まない?
15 おかあさんだ、生きてたんだ
16 最果ての老後、犬猫どうする?
17 この家には、犬二匹、猫二匹
18 あとは野となれ山となれ

著者等紹介

伊藤比呂美[イトウヒロミ]
1955年東京都生まれ。詩人。’78年に『草木の空』でデビュー。80年代の女性詩ブームを牽引。結婚、出産を経て’97年に渡米。詩作のほか小説、エッセイ、新訳、人生相談など幅広い創作活動を行っている。『ラニーニャ』で野間文芸新人賞、『河原荒草』で高見順賞、『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ネギっ子gen

61
【できるだけのことは考えます。後は野となれ山となれ。でもこれだけは心に決めています。私は、チトーが死ぬまで、死ねません】室内園芸好きで、カルフォルニアから熊本に舞い戻ってきて犬猫たちと暮らす65歳の詩人が、推定3か月の雌の野犬チトーを引き取った、3年間の記録。装画・本文イラストは著者。出会いは、動物愛護センターのHP。<暗い目つきでうずくまっていました。「雑種」「人馴れしていませんので辛抱強く育てていく必要があります」と書き添えてありました。その目つきが気になって、なんだか忘れられなくなりました>と――⇒2024/08/18

けいぴ

46
野犬を引き取って育て始めてからの記録。犬2匹、猫2匹との暮らしは、ご飯と排泄だけでもほんとに大変そうだけれど、とても幸せそう。伊藤さんの優しいお人柄も伝わってきた。2024/07/14

sayuri

45
雄のジャーマンシェパードのクレイマー(6歳)、雄の灰色キジの大型猫・メイ(1歳)、雄の茶キジの大型猫・ティラー(1歳)。3匹の犬猫と暮らしていた伊藤家に野犬のチトーがやって来た。保健所から受け入れたチトー、ベッドの下にもぐりこみ不安そうだ。そんなチトーが少しずつ家族になっていく日々が微笑ましかった。今年69歳を迎える伊藤さん、自身の人生を考えながら彼等と暮らすさまに、深い愛情と覚悟を感じる。大変な事も沢山あるだろうけれど生き物へ対する優しい眼差しが伝わって来た。Instagramのチトーが堪らなく可愛い。2024/06/28

あじ

23
伊藤比呂美さんが65歳を過ぎて迎えた、野犬の仔犬♀チトー。糞尿を垂れ流しリードに抵抗するチトーとの3年間を、日記形式で綴った手記です。伊藤家には通常チトーの他に犬が一匹と猫が二匹おり、自宅を仕事で空ける事が多い伊藤さんは友人知人、シッターさんにお世話を託す事がしばしば。自身も高齢ということで、先々のことを考えると不安でたまらないそうです。生き物と暮らしを共にする人であれば、誰しもが覚悟を決めること。「私はチトーが死ぬまで、死ねません」ラスト一行の筆圧に、私も愛猫への誓いを新たにした。★3/52024/09/28

かふ

20
「高橋源一郎の飛ぶ教室」で紹介され図書館に予約したのだった。殺処分になるような人には慣れない野犬の仔犬を動物保護センターから譲り受けて育てた三年間の記録なのだが、伊藤比呂美が野人みたいな人だとおもっていたら、けっこう繊細な神経をしていて、だから宗教的なものにのめり込むのだが。癒やしのために保護犬とかのHPを巡回しているうちに飼ってみたくなったと。人に慣れない野犬の仔犬の育児(人ではなく犬)日記なのだが、日記文学としても面白い。2024/11/25

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