出版社内容情報
グローバル化がますます深化拡大するなか、世界の政治は外国人排斥や反グローバリズム、そして時には戦争という、しばしば「ナショナリズム」と結び付けられる現象に彩られている。このような動きに対して「保守化」「右傾化」といった表現がされることがあるが、それは適切なのか?経済、環境、ジェンダーをはじめナショナリズムをめぐる政治イデオロギー間の関係性をときほぐすことで、現代社会の複雑な政治意識を明らかにする。
内容説明
グローバル化がますます深化拡大するなか、世界の政治は外国人排斥や反グローバリズム、そして時には戦争という、しばしば「ナショナリズム」と結び付けられる現象にあふれている。このような動きに対して「保守化」「右傾化」といった表現がされることがあるが、それは正しいのか?私たちが普段何気なく使う「右」「左」といった言葉はナショナリズムとどう関係しているのか?日本が比較参照すべき外国はどこなのか?政治学の様々な知見から経済、環境、ジェンダーなどの観点とナショナリズムの関係性を解きほぐし、現代社会の複雑な政治意識を明らかにする。サントリー学芸賞を受賞した政治学者による初の新書!
目次
第1章 混乱する政治の左右とナショナリズム
第2章 政治的左右とナショナリズムの多様性
第3章 ナショナリズムと政治的左右の結びつき
第4章 ナショナリズムとリベラルな政治的主張
第5章 ナショナリズムと民主主義/権威主義の結びつき
第6章 n度目のナショナリズムの時代に
著者等紹介
中井遼[ナカイリョウ]
東京大学先端科学技術研究センター教授、博士(政治学)。早稲田大学助手、立教大学助教、北九州市立大学准教授等を経て2024年より現職。主な著作にサントリー学芸賞を受賞した『欧州の排外主義とナショナリズム』(新泉社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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