出版社内容情報
絶頂期を迎えていた戦国武将・織田信長。安土城が落成、狩野永徳に命じていた「安土山」を描いた「屏風」も完成したが、その直後、信長は本能寺で明智光秀に討たれる。信長討伐に貢献したのが光秀に仕える忍び「神山衆」。頭領・神山藤祐は光秀から、屏風を手に入れることを命じられる。屏風が手に入れば天下が取れるとされるだけに屏風を手に入れるべく蠢く武将や忍びたち。命を削る戦いの末に待つ衝撃のラストとは。実力派作家の傑作!
内容説明
将軍を掌握、朝廷も手中に収め、安土城を築城。隆盛を誇っていた矢先に、惟任日向守光秀に討たれた織田信長。その死の直前、狩野永徳に描かせていた安土山図屏風は、まさに権力者の証だった。その屏風が消えた。「権力」を手に入れようと蠢く武将や忍び、公家、商人たち。はたして屏風を手に入れた者は―。度肝を抜かれるラスト!歴史小説の巧者、衝撃の力作。
著者等紹介
近衛龍春[コノエタツハル]
1964年埼玉県生まれ。大学卒業後、暫しオートバイレースに没頭。通信会社勤務、フリーライターを経て『時空の覇王』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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