出版社内容情報
涼夏の弟の真一郎が、ニューヨークの両親のもとを飛び出して、葉山の哲也の店にやって来た。エリート志向の両親の教育方針に逆らって、音楽の世界でレコーディングエンジニアとしてやっていきたいという夢を持っていた。彼が一流商社に勤める父親の仕事に関する大きな秘密を持ち出していたことから、思いもかけない追手が迫るのだが……。好評シリーズ第5弾。
内容説明
アメリカの高校に通っているはずの涼夏の弟、真一が、突然哲也のもとに転がり込んできた。一流商社のニューヨーク支店長を務める父親のエリート主義に反発して家出したのだ。将来は音楽のエンジニアの仕事に進む夢を持っているようなのだが…。四年前、涼夏一人を置き去りにして渡米した家族。仲の良かった姉弟の絆は、音楽を通じて再び結ばれるのか!?
著者等紹介
喜多嶋隆[キタジマタカシ]
5月10日東京生まれ。牡牛座のO型。明治大学卒業。コピー・ライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞してデビュー。センス光る文体とスピード感あるストーリー運びで、独特の「喜多嶋ワールド」を生み出し、多くの熱烈なファンを獲得している。現在、湘南・葉山に居を構え、執筆と趣味の海釣りに励む日々を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ポケット
2
シリーズ5冊目。家族から見捨てられたような涼香ですがアメリカにいるはずの弟の登場で展開が。海の香りがするこの話が好きです。2024/05/12
Shinya Fujioka
1
このシリーズの現時点で最新巻 なかなか、読ませる 続巻はいつになんのだろ2024/09/10
たっけ
1
いつもの喜多嶋ワールドを存分に楽しませてもらいました。このE7でシリーズ5作目。残りあと2作でおしまいかと思うと、どういう終わり方になるのか期待が膨らむのと同時に、終わってしまうのがちょっと残念ですね。2024/06/18
Hitoshi
1
1残念ながら、パンツはないぜ 2深夜3時に着信音 37番街に、ボブ・ディランが流れていた 4大人がよく口にする嘘 5ベートーヴェンは、ぐちゃぐちゃ 6出来損ないのロッド・スチュワート 7マイク、一本勝負 8あんた、葉山の沖でヨットはしらせてないか? 9ナイス、、おちょくり 10心がビンボーなやつほど、いい服を着たがるのさ 11西部警察がやってきた 12ガサ入れ? 13天使が泣いている 14盗撮はよくないな 15僕が僕であるために 16ニューヨークには、シラス鈍がないよね 17葉山の夜に、ジミヘンが叫ぶ 2024/04/22
ひでまろ
1
★★★2024/04/20