出版社内容情報
後宮の女嬬の間で恋呪いが大流行し、食中毒のような症状を呈して倒れる女嬬が続出。宮正女官の魏蛍雪と、女性武官・趙燕子に扮した皇帝は調べを進めるが、原因を特定できないうちに嬪の一人・彭修媛が錯乱状態で発見される事態に。その腕には恋呪いに使われていたのと同じ腕輪が――。後宮で一体なにが起こっているのか? ワケありコンビが、後宮に迫る脅威に挑む! ヒット作『後宮女官の事件簿』に続く第二弾!!
内容説明
後宮で恋呪いが大流行し、食中毒のような症状を呈して倒れる女嬬が続出。宮正女官の魏蛍雪と、女性武官・趙燕子に扮した皇帝は調べを進めるが、原因を特定できないうちに嬪の一人である彭修媛が錯乱状態で発見される事態に。その腕には恋呪いに使われていたのと同じ腕輪が―。後宮で一体なにが起こっているのか?ワケありコンビが、後宮に迫る脅威に挑む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
後宮の女嬬の間で恋呪いが大流行し、食中毒のような症状を呈して倒れる女嬬が続出。宮正女官の魏蛍雪と女性武官・趙燕子に扮した皇帝が調べを進める第2弾。始まりはたわいのない恋呪いだったはずが、原因を特定できないうちに女嬬たちが倒れ、奇行に走る嬪が錯乱状態で発見され、ついには死者まで出てしまう展開。恋呪いに使われていた腕輪が目を引く中で、そんな中で起きた倉街の小火騒ぎから気づいたこともあって、やや後手に回りながらも復讐を果たすために一連の事件を引き起こしたその背景が明らかになってゆく印象的な物語になっていました。2024/04/23
ヒロ
4
Mより。単発で終わりかと思っていたら続編出た。前巻では女装もサマになっていなかった皇帝だったが2巻ではずいぶん上達。なのでそのおかしさより彼の思いやりや孤独の部分が記述が多かった。今回は他愛のない女官たちの恋占いから発展してやがて悲しい事件に発展する。面白いんだが薬屋、とあまり似てくるのは、といささか心配。このシリーズも続いて欲しいので。2024/05/19