出版社内容情報
東京地検刑事部の検事・最上僚。二年前の汚職絡みの殺人事件で勇み足をした結果、上層部から冷遇されている最上は、大病院内の問題告発文書を受け取った。病院内で人体実験が行われ、その事実を隠蔽しているのだという。告発をした本人に話を聞こうと自宅を訪れると、殺害されていた。はたして病院関係者の犯行なのか、それとも……。恩人の遺言のため、極秘に組長を陰で引き受けた異色検事・最上が悪党に挑む新シリーズ開幕!
内容説明
東京地方検察庁刑事部の検事・最上僚は、汚職絡みの殺人事件で勇み足をして、上層部から冷遇されている。ある日、自分と母親の命の恩人である深見組組長が亡くなり、その遺言で、組員たちの面倒を任された。苦悩の末、悪党から金を脅し取って、その金で組員たちを自立させようと覚悟を決めたのだが―。「異色の検事」シリーズ、隔月で四冊連続刊行の第一弾!
著者等紹介
南英男[ミナミヒデオ]
1944年東京生まれ。明治大学卒業後、雑誌編集者を経て青春ハードボイルド小説などを執筆して人気を博す。’85年『街に棲む野獣』以降、ハードサスペンスに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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