出版社内容情報
ビジネス規模や戦術・技術面での進歩が著しい世界のサッカー界の中でも、大きな役割を占める「スカウト」。だが、テレビや漫画などで流布されるそのイメージはいまだ人情や勘に重きを置いた旧態依然としたものであり、実態とは大きく異なる。では、スカウトは何をしているのか?目利きやデータ分析、育成・移籍の裏側など、ベールに包まれたスカウトの仕事を明らかにすることで、サッカー界ひいてはスポーツ界の最新動向に迫る。
内容説明
ビジネス規模や戦術・技術面での進歩が著しい世界のサッカー界の中でも、大きな役割を占める「スカウト」。テレビや漫画などで流布されるそのイメージはいまだに人情や勘に重きを置いた旧態依然としたものであるが、実態は大きく異なり、集団での意思決定とデータによる能力の可視化が当たり前となっている。また、選手としての経験は全く求められない。一方で人脈や経験からくる知見もまだまだ重要で、「ダイヤの原石」を探して捕まえるための競争は激化する一方だ。イングランドのクラブと大学院で実績を積んだ二十代のスカウトが、観察眼の鍛え方やデータ分析の具体的な実践、育成・移籍のシビアな裏側など、ベールに包まれたスカウトの仕事を明らかにし、サッカー界ひいてはスポーツ界全体の最新動向に迫る。
目次
プロローグ―サッカー好きが高じてイングランドでプロのスカウトになるまで
サッカースカウトの日々の仕事
優れた才能を発掘して獲得するには(前編)
優れた才能を発掘して獲得するには(後編)
「データスカウティング」の現在地(前編)
「データスカウティング」の現在地(後編)
変わり続ける育成の仕組み
育成世代の選手とプロでは何が違うのか
スカウトという職業の生態
スカウトはどうやってスカウトになるのか
フットボールを観察する力(observation)とは
フットボール都市ロンドンの生態系(前編)
フットボール都市ロンドンの生態系(後編)
著者等紹介
田丸雄己[タマルユウキ]
1994年生まれ。高校卒業後、イギリスに短期留学した後、Jリーグクラブやサッカーコンサルティング会社での勤務を経験。その後、ロンドンにあるセント・メアリーズ大学に進学。在学中にイングランド・プレミアリーグのチェルシーのアカデミーでスカウトのインターンを経験したのち、イングランド2部のストーク・シティとスコットランド1部のマザーウェルでスカウトとして活動。ロンドンエリア、Jリーグのスカウトを担当した。’23年夏に日本へ帰国し、Jリーグクラブのスカウトを務める。本書が初の著書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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