出版社内容情報
ヴァイオリンがヴァイオリニストを選ぶ――。ピアノはその美しいキーを叩くだけできれいな音が出る。しかし、ヴァイオリンはそうはいかない。その、草木も生えていない石ころだらけの場所からスタートして、美しい音を出し、音程をキープし、豊かな音楽を創り出すまでどれだけの時間がかかるのだろう――。(「まえがき」より抜粋)ヴァイオリニスト、ヴィオリスト、チェリストたちが歩んできた苦闘と栄光の物語。
内容説明
16世紀後半には既に完成されていたヴァイオリン。日本におけるヴァイオリン受容史から、「歴史的な名器」ストラディヴァリウスとグァルネリ・デル・ジェスをめぐるエピソード、新世代の弦楽器奏者まで、ヴァイオリニスト、ヴィオリスト、チェリストたちが歩んできた苦闘と栄光の物語。
目次
序章 日本のヴァイオリン王・鈴木政吉
第1章 2人のアウトサイダー―幸田延と鈴木鎮一
第2章 小野アンナ門下の天才少女たち
第3章 スズキ・メソードと弦の桐朋
第4章 ソ連を選ぶか、アメリカへ飛ぶか―
第5章 ストラディヴァリウスか、グァルネリ・デル・ジェスか
第6章 就職先はオーケストラ―弦楽器奏者たちの選択
第7章 クラシックの枠を超えて―新世代の弦楽器奏者たち
付録 日本のヴァイオリニスト・ディスコグラフィ30
著者等紹介
本間ひろむ[ホンマヒロム]
1962年東京都生まれ。批評家。大阪芸術大学芸術学部文芸学科中退。専門分野はクラシック音楽評論・映画批評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MASA123
Go Extreme