出版社内容情報
わたし、悪くない。ひとりで破滅なんて絶対しない。妻に先立たれ養子の息子と向き合う老人。仕事が忙しい妻を支える気弱な夫。地方の美術館でくすぶり続ける学芸員。倒産や理不尽なリストラで無職となった同級生たち。借金苦から逃れようともがく老女。会社ぐるみで不正を隠蔽する社畜たち。彼らに正論は通じない。ひとつの嘘から、転がりだす悪意の連鎖。強がり、もがき、這い上がろうとする嘘つきたちが最後につかんだものは?
内容説明
欲望、保身、嫉妬…さまざまな理由で人は嘘をつく。妻に先立たれ養子の息子と向き合う老人。仕事が忙しい妻を支える気弱な夫。地方の美術館でくすぶり続ける学芸員。倒産や理不尽なリストラで無職となった同級生たち。借金苦から逃れようともがく老女。会社ぐるみで不正を隠蔽しようとする社畜たち。ひとつの嘘から、転がりだす悪意の連鎖。最後に残ったのは絶望か、それとも…。堕ちていく6つの人生を描く岩井圭也のダークサイド作品集。
著者等紹介
岩井圭也[イワイケイヤ]
1987年生まれ、大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年、『永遠についての証明』で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。以後、ジャンルに縛られない幅広い作風で次々に作品を発表。2023年は『最後の鑑定人』が第76回日本推理作家協会賞、『完全なる白銀』が第36回山本周五郎賞の候補になるなど、今最も注目される若手作家のひとりである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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