出版社内容情報
吉原で紀伊國屋文左衛門が毒を盛られ危うく死にかけるが、其角の機転で事なきを得る。寛永寺の根本中堂建立をめぐって、強引な商売をした文左衛門は、方々で恨みを買っていた。背後では、材木屋の豪商・奈良屋茂左衛門が暗躍しているとにらんだ其角は、探りを入れ始める。一方、徳川光圀の法要で江戸に来ていた近松門左衛門や坂田藤十郎らは、なぜか浅野家の家臣を紹介してくれと其角に頼み込んでくる……。シリーズ第四弾!
内容説明
吉原で紀伊國屋文左衛門が毒を盛られ危うく死にかけるが、宝井其角の機転で事なきを得る。背後で、材木屋の豪商・奈良屋茂左衛門が暗躍しているとにらんだ其角は、密かに探りを入れ始める。一方、徳川光圀の法要で江戸に来た近松門左衛門や坂田藤十郎らは、なぜか浅野家の家臣を紹介してくれと其角に頼み込んでくるが…。異色の忠臣蔵シリーズ第四弾!
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京生まれ。’83年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。’88年『絆』で日本推理作家協会賞、’90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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