内容説明
激動の戦国時代に、織田信長という風雲児の妹に生まれたがため、またその比類なき美貌ゆえに、お市の方は激しく厳しい運命を生きる。近隣の国々を切り従え、天下を狙う兄・信長。その兄と対決せざるを得ない最愛の夫・浅井長政との日々加速する抗争のはざまに身を置き、お市は苦難にみちた生涯の一歩を踏み出したのである。
著者等紹介
永井路子[ナガイミチコ]
大正14(1925)年、東京に生れる。東京女子大学国語専攻部卒業。小学館勤務を経て文筆業に入る。昭和40年、「炎環」で第52回直木賞受賞。57年、「氷輪」で女流文学賞受賞。59年、第32回菊池寛賞受賞。63年、「雲と風と」で吉川英治文学賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
taiko
32
信長の妹お市の方の波瀾万丈の人生。上巻は、お市が浅井長政に嫁ぎ、浅井が朝倉に寝返ったところまで。先日読んだ功名が辻と並べながら、歴史をいろいろな角度から学び直した。戦国時代の小説を読み始めたのは、豊臣兄弟の影響だが、あちらに濃姫が出ないことに納得がいっていないので、今回描かれる濃姫の姿が嬉しくて、読んで良かったと思った。この巻では、お市は権六をかなり嫌っているけど、次巻のどのタイミングで好意を寄せるのか楽しみ。歴史物を読み始めると、違う視点から描くものも読みたくなる。また他にも手を伸ばしてしまいそうだ。2026/02/20
フミ
25
堺屋太一さんの「秀吉」との比較で、読んでみました。信長の妹、お市の方の人生を、浅井に嫁ぎ、織田と本格的な合戦が始まる辺りまで描いておられる感じです。 幼少期のお市の目を通して「家督相続時の信長の立場の弱さ、怒りや悲しみ」などが、丁寧に描かれていたり、信長の正室「濃姫(濃の方ではない?)」を通して、戦国の妻の在り方を教わったり、お市自身も、信長同様に鋭い要素を持った少女だったりと、資料の少ない中、人物の内面を想像力豊かに描いておられるなぁと感心しました。浅井に嫁いで以降は、少し駆け足過ぎるかな…。2025/07/12
のびすけ
21
織田信長の妹お市。好奇心旺盛な幼少期から聡明で美しい娘に成長、浅井長政のもとに嫁ぐ。戦国の世、使命を持って他家へ嫁ぐ戦国大名の女性としての生き様が描かれる。大河ドラマ「豊臣兄弟」でお市を演じる宮崎あおいさんのイメージで読む。下巻へ。2026/03/08
リリー
15
お市の幼い頃からの様子、戦国の女性の複雑な立場、実家と嫁ぎ先の間で揺れ動く様を丁寧にに書かれていて楽しめた。下巻へ。 2016/07/14
鈴
14
読友あきさんからのご紹介で衝動買い。お江主役の本を読んだばかりだったので、その母お市主役のこの本もとても興味があった。私のイメージするお市とは違っていたが 案外心の中はこうだったのかもしれないなとも思った。下巻へ続く。2011/06/25
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