出版社内容情報
「軽い自閉症児」の誕生から中学生までの日々を綴った、他に類を見ない「学術的子育てエッセイ」。発達心理学を専門とする大学教授の父と、臨床心理士/公認心理師である母が、専門家目線と保護者目線を行き来しながら描く。障害が軽いがために「障害者枠」では扱ってもらえず、「普通の子」と同じフィールドで暮らすがゆえに直面するさまざまな出来事、そして学校教育の問題点を、ユーモアを交えて鋭く綴る。
内容説明
中学3年生のヨウは、軽度の自閉症である。本書の著者であるヨウの父は、発達心理学を専門に研究する大学教授であり、共著者であるヨウの母は、乳幼児の発達や障害に関する現場で働く臨床心理士・公認心理師である。障害の軽さゆえに手厚い福祉サービスは受けられず、「普通の子」と同じフィールドで生活するがゆえにさまざまな問題に直面してしまう、いわゆる“発達障害グレーゾーン”の子どもたち。ヨウの成長の過程で起こった出来事や教育現場の問題点について、発達や障害の専門家視点と、子育てする親の当事者視点を行き来しながら鋭く綴った「学術的子育てエッセイ」!
目次
第1章 3人目の男の子 かわいすぎる赤ちゃん
第2章 イギリスの保育園 自閉症の兆候
第3章 就学前 自閉症への取り組み
第4章 小学校入学 発達障害児と勉強
第5章 小学校中学年 漢字がわからない!
第6章 小学校高学年 知的障害がない!?
第7章 とうとう中学生 定期試験と進学
著者等紹介
柴田哲[シバタテツ]
1970年、兵庫県生まれ。関西の国立大学教育学部教育心理学科、大学院教育学研究科博士課程を修了。博士(教育学)。東海地方の国立大学教育学部准教授を経て、関西の私立大学文学部教授。専門は発達心理学。柴田哲、コウはともにペンネーム
柴田コウ[シバタコウ]
1973年、大阪府生まれ。関西の国立大学教育学部教育心理学科、大学院文学研究科博士課程を単位取得退学。臨床心理士・公認心理師。乳幼児健診の発達相談員等を経て、児童相談所の児童心理司(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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