出版社内容情報
「こくどうにぞうきんみたいなたぬきかな」――小学一年生で俳句を始め、新聞の俳壇の“常連”となった小学生四年生の女の子がいます。これまでに作った句は500超。今や学校でもテレビでも俳句ブーム。「うちの子には難しい?」――いえいえ、子供は皆、俳句の素質を持っているのです。小学生になり句を作り続けてきた孫娘の「十七音の記録」です。読めば勇気とやる気が湧くはず。巻末特別付録に「わたしの俳句帖」がついてます。
目次
序 いもうとにもうすぐあえるチューリップ
第1章 夏―びっくりまあくがすっとんだ
第2章 ひかり―これがさいごのせきがえか
第3章 いのち―みみずにかかれ春の雨
第4章 少女―だれかにあげるためのかみ
第5章 希望―いいことがあるかな
第6章 子どもは誰でも俳人です―加藤宙
著者等紹介
かとうゆみ[カトウユミ]
千葉県内の小学校四年生。祖父の勧めで俳句を六歳から始め、小学生ながら朝日俳壇で何度も入選を果たす。いまや朝日俳壇に入選する数少ない小学生
加藤宙[カトウチュウ]
1943年、茨城県生まれ。66年茨城大学教育学部卒業。同年、教員生活に入り小学校教諭から大学の非常勤講師まで務め、89年、インドネシアのスラバヤで日本人学校教頭に。帰国後、小学校校長、中学校校長などを務め、退職後も幼稚園園長や教育に関わる仕事に携わる。幼稚園から大学まで全学校教育段階の指導、小1から中3までの担任を経験。俳句については、2007年から作句、「朝日俳壇」に投稿。「頷かぬ眼の真直に鳥交る」の句が金子兜太選で初入選。14年、「微笑みに虹を残して子の眠る」で第30回「朝日俳壇賞」受賞。短歌では18年、平成29年度「NHK全国短歌大会」特選に。「朝日俳壇」入選55句、「朝日歌壇」入選28首(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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