出版社内容情報
激動の戦国を経た安土桃山時代の天正六年。織田信長配下の羽柴秀吉は東播磨の城を攻めようとしていた。一方、江戸南町奉行所の同心・瀬波新九郎は下手人を追うなか、崖から転落し、なんと天正時代にタイムスリップしてしまうことに。気づけば、新九郎の目の前には甲冑をまとった戦国の武士たちが現れ、そして事件が起きた。そこから始まる壮大すぎる物語とは――。「八丁堀のおゆう」で人気の山本巧次、渾身の傑作がついに文庫化!
内容説明
激動の戦国を経た安土桃山時代の天正六年。羽柴秀吉は東播磨の城を囲んでいた。一方、江戸南町奉行所の同心・瀬波新九郎は下手人を追うなか、崖から転落し、天正時代にタイムスリップした。新九郎の眼前には甲冑姿の戦国武士たち。そして殺人が起きる。そこから始まる壮大な物語とは―。「八丁堀のおゆう」で人気の著者、渾身の傑作がついにシリーズ化して文庫で登場!
著者等紹介
山本巧次[ヤマモトコウジ]
1960年、和歌山県生まれ。中央大学法学部卒。2014年、第13回「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉となった『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』でデビュー。’18年、『阪堺電車177号の追憶』で第6回大阪ほんま本大賞を受賞する。自らの鉄道マン経験から鉄道ミステリーには定評があるが、そのほか軍艦もの、そして時代小説のジャンルでもその独特な作風に評価は高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひさか
27
2021年4月光文社刊。書き下ろし。2023年9月細谷正充さんの解説を加えて光文社文庫化。文庫裏表紙の「ついにシリーズ化して文庫で登場」に釣られてしまいましたが、これは単行本で既読(ISBN4334913954に感想あり)でした。なるほど、続きは次の文庫:岩鼠の城からなのか。早とちりでした。細谷さんも解説で、続きなんて出そうもなかったのにそうきたか的なことを言われていて、凄く次巻が楽しみになりました。2023/10/20
まいさん
12
江戸の八丁堀同心·瀬波新九郎が、安土桃山時代の天正六年、織田信長の中国攻めで羽柴秀吉の軍に包囲された播磨の青野城にタイムスリップ。緊迫する青野城内で起こった殺人事件を解決する。タイムスリップものはわりと好きなのでつい手にとってしまう。ミステリとしても時代小説としても楽しめた。2023/10/19
ごへいもち
11
解説にあるように「その手があったか」という感じ2024/06/05
シュレッダ
7
この作者は時代ミステリーの匠か!2巻も読みたい❗2023/10/10
定年おやじ
3
八丁堀のおゆうは現代から江戸へ行き来して、江戸の事件を解決するお話ですが、今回は奉行所の同心が戦国時代へタイムスリップするお話。江戸へ戻ってめでたしめでたしと思っていたら2巻、3巻と続編が…。どんな展開になるのか期待で、2巻を予約です。2024/10/22