出版社内容情報
心臓移植経験者である南美希風は、その移植手術を執刀した恩人の娘であるエリザベス・キッドリッジの長期休暇に合わせて日本中を旅していたが、行く先々で不可解な事件に巻き込まれていく。すべてが反転した“あべこべ”の密室。雨中、庭に放置された全裸の被害者。悠久の森に佇む異質な殺人現場。シリーズ史上最高となる圧巻のロジックで名探偵・南美希風が奇跡の不可能犯罪に挑む! 柄刀一版“国名シリーズ”ここに完結!
内容説明
すべてが反転した“あべこべ”の密室。雨中、全裸で庭に放置された被害者。森に佇む悠久の殺人現場。―シリーズ史上最高の論理的推理で、南美希風が奇跡の不可能犯罪に挑む!心臓移植経験者である南美希風は、その移植手術を執刀した恩人の娘であるエリザベス・キッドリッジの長期休暇に合わせて日本中を旅していた。行く先々で不可能犯罪に巻き込まれる二人だったが、奈良の芸術大学で起こった密室殺人、そして紀伊半島の“スペイン岬”で出合った過去の未解決事件とリアルタイムで進行する奇禍の数々を経て、ついに旅ヘ終焉を迎える。美希風の胸中に去来する様々な葛藤…狡猾な企みと神の悪戯で作られた奇跡の犯罪が解き明かされる時、鮮やかな論理は自らの宿命を打ち破る。
著者等紹介
柄刀一[ツカトウハジメ]
1959年北海道生まれ。1994年、鮎川哲也編『本格推理3』に「密室の矢」が初掲載。1998年、『3000年の密室』で長編デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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雪紫
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