出版社内容情報
世界は自由なように見えて、昔も今も違う形で不自由だ。私たちは資本主義からもSNSからも、自分の遺伝子からも自由になることができない。その中で、どのように自分なりの自由を獲得していくか。「社会」「宗教」「表現」「芸術」「性」「公共」「人類」など各分野の第一人者が語る中で見えてきた、今の時代の「自由」のあり方、自由をつかみとる方法とは? あなたの世界に対する認識をガラリと変える、驚きの講義録。
内容説明
私たちを縛っているものは何か?9つの視点で考える。
目次
第1章 「私」と自由(ウスビ・サコ)
第2章 「社会」と自由(山田創平)
第3章 「宗教」と自由(梶田真章)
第4章 「マンガ」「芸術」と自由(吉村和真;安田昌弘)
第5章 「表現」と自由(稲賀繁美)
第6章 「性」と自由(鈴木涼美;阿毛香絵)
第7章 「人類」と自由(山極壽一)
第8章 「公共」と自由(ウスビ・サコ)
著者等紹介
サコ,ウスビ[サコ,ウスビ] [Sacko,Oussouby]
京都精華大学教授。1966年マリ共和国・首都バマコ生まれ。北京語言大学、南京の東南大学等を経て、京都大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。2018年4月~’22年3月京都精華大学学長。アフリカ系として初めて、日本の大学の学長になった。社会と建築空間の関係性について様々な角度から調査研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
29
世界は自由なように見えて、昔も今も違う形で不自由だ。マリ共和国で生まれ、中国を経て京都精華大学の学長を務める著者による、世界に対する認識をガラリと変える講義録。著者自身がこれまで自国やフランス、中国や日本などで経験してきた自由と不自由。近代資本主義が内包する差別や国家がコントロールする近代の家族像、ほとんどは先祖教の信者となっている日本人、ステレオタイプなしには成り立たないマンガ、盗作や翻訳が起こす問題、人はカテゴリーから自由になれるのかなど、自由とはどういうことかを改めて考えるいいきっかけになりました。2023/09/07
ほじゅどー
13
★★★自由はとっても大切なものだが、個人の自由が大きくなると、不安になったり、自分の軸やアイデンティティが揺らいでくる人も。昔は集団生活におけるお祭りなどの通過儀礼があって大人になっていたが、個人単位だとそれがなくなるため不安が出る。自由になって何をやったらいいか分からなかなる人も。自由が恐怖になり暴力になる人も。「場」もフィジカルからバーチャルになり、フレキシブルになった。「場」に参加するかどうかの判断は個人に委ねられるが、個人の意識の高さや、個人が自分と向き合うことが求められるように。2025/04/18
Iwata Kentaro
9
サコ先生の本はハズレ無しと思うが、本書もとても面白かった。自由の概念を我々は十分に咀嚼していない。特に鈴木、阿毛氏との対話は勉強になった。アート論についても納得。2023/08/25
リットン
7
月並みな感想だけど、自由って難しいですねぇ。それを認識せずに、特定の事象に対して一面的すぎるラディカルなことは言いたくないものだなあ。とはいえ、みんながみんな必要以上な配慮をしすぎて、誰も現状での不に目をつむって変革を主張できなくなるのもどうかと思うし、難しいところだな。2023/09/03
oooともろー
6
根本的に不自由な近代社会。その中で自由に生きるために必要なこと。思考し行動すること。不自由に気づくこと。2024/10/04
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