出版社内容情報
小学校六年で将棋部の玻璃は、小児脱毛症になり、二学期からウィッグを着けて登校している。友達にバレないか不安で、しかも、かゆい。そんな時、将棋を指せるカフェをみつけた。店主で元女流棋士の夕子さんは、「日常に組み込まれていない場所」がほしい時もある、と言ってくれた。カフェでの時間で、玻璃は心を落ち着かせることができるようになっていく。
大人になりつつある少女が、悩み迷いながら成長していく物語。
内容説明
小学校六年生で将棋部の玻璃は、小児脱毛症になり、二学期からウィッグを着けて登校している。友達にバレないか不安を抱える日々の中、将棋を指せるカフェを見つけた。店主で元女流棋士の夕子さんと過ごす時間で、ハルは次第に心を落ち着かせるようになっていく。大人になりつつある少女が、悩んだり迷ったりする姿を爽やかに描く成長物語。
著者等紹介
尾崎英子[オザキエイコ]
1978年、大阪府生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。2013年『小さいおじさん』(文庫刊行時に『私たちの願いは、いつも。』に改題)で第15回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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