内容説明
凄惨!ペシャワール攻防戦!!万騎長・クバードらが必死に応戦するものの、魔将軍・イルテリシュ麾下、圧倒的な魔軍の猛攻に陥落寸前、そのとき…!一方、巡検使・ギーヴが立ち寄った「プラタナスの園」には、王太后・タハミーネと銀の腕環にまつわる奇妙な噂が立っていた。そして国王アルスラーンの在る王都エクバターナにも、蛇王ザッハークの眷属が跳梁する!王都を目指す女騎士・エステル、ミスル国で機を窺うヒルメスと孔雀姫・フィトナ―それぞれの運命の輪が音を立てて廻る!超絶ヒロイック・ファンタジー小説、目眩がするほど激動の書下ろし最新作、第12弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
75
2016年212冊め。巻を重ねるごとに蛇王の眷属たちとの闘いが増え、もともとファンタジー作品であるとはわかっていたが、もうちょっと王朝モノとしての話を楽しみたいと思ってしまう。田中作品故に、主要キャラの死亡による退場が増えるだろうし。2016/03/26
まりも
60
カッパノベルス版の第七弾はペシャワールで起きる魔軍との攻防戦から始まる話。んー、今回は何か最初の頃のような勢いを感じれませんでした。急展開ではあるけど、一つ一つの進行速度が遅いのでイマイチでしたね。パルス関連よりも、ヒルメスを中心にした時の方が物語が動いている感じがして面白かったかな。火星が死亡、ナルサスとエステルに死亡フラグが立ったりと今後の展開が気になるので、次巻に期待したいと思います。十六翼将たちも何人か死にそうな気配するけど、この嫌な予感が当たらないと良いなぁ。2015/10/04
おかむー
57
安定の読み応えでさくさく読めたアルスラーン12巻、『よくできました』。10~11巻にかけて多少とっ散らかった感じだった展開も今回は比較的まとまりよい感触だったかな。とはいえヒルメスが堅実に勢力を伸ばして国盗りをしていくと思ってたミスルはなんだか唐突なタナボタでほんのり苦笑。そしてこちらも唐突に悪い予感にかられるナルサスとラスト一行はアルスラーンの死亡フラグですかこれは?しかし魔軍の大将扱いのイルテリシュなんですが、初登場が遅かったのでザッハークまでのつなぎとしてもいまひとつキャラの厚みに欠けるんだよなぁ。2014/09/14
ソラ
30
【再読】今週発売の新刊に向けて再読祭り中。11巻に引き続き、何故初読時に感想アップしてなかったんだ自分。 ザッハークの眷属との戦いが増える中、タハミーネのレイラに対する執心ぷりが限度を超えてるような気がするのは私だけだろうか。 そして幾人かの死亡フラグらしきものが出てきた。うーむ、『皆殺しの田中』は健在なのか。 そういや何巻か前で起きた「墓荒らし」、あれどうなったんだ。2014/05/11
NAO
25
エステル大丈夫?2018/08/22