内容説明
幼なじみの結婚パーティ。連れてったのは嘘の恋人。だけどどうしてこんなことに!?相原茅乃、32歳、独身。3年越しの恋人に別れを告げられ、身も心もボロボロの夜―恐怖の幼なじみ、早川花連から結婚パーティへの招待状。急遽仕立てた嘘の恋人、刑部芯。とんでもなくセクシーで誰もが羨む彼だけど…。気づけばパーティ会場は連続殺人の現場…。犯人は、まさか、私の彼。
著者等紹介
船越百恵[フナコシモモエ]
1978年、千葉県生まれ。2004年、『眼球蒐集家』で「KAPPA‐ONE登龍門」からデビュー
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感想・レビュー
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本夜見
8
ミステリーだけど主人公の妄想やおデブな幼馴染みがコメディすぎて…主人公のノリについていけないと大変ツライ(T^T)芯があれだけまともな捜査をしてるのに、どうして殺人鬼と勘違いできるんだか…主人公の思考回路ブッ飛びすぎです。2014/08/26
nari
6
主人公の妄想が暴走するミステリー。私はコメディミステリー大好きです。難しいことなく、サラっと読めて、最後はスッキリ。シリーズ化してくれないかな。もっと、茅乃の妄想が読みたい。2013/04/03
しゅわ
6
【図書館】幼馴染の結婚式に偽りの恋人と参加、陸の孤島となったホテルでは次々と事件が…王道のミステリー設定ですが、ストーリーも芯の正体も比較的簡単に先が読めちゃって残念。推理小説というより、コメディとして楽しむべき物語です。ヒロインのすざまじい妄想&脱線が好みに合うか?否か?で好き嫌いが分かれるかも。私的にはそこそこ楽しめたけどちょっと中途半端かな。2012/08/30
聖月
6
〇とにかく、一言でいうなら、寄り道妄想小説である。主人公の30歳負け犬女の妄想がうるさいくらいゴチャゴチャした寄り道小説である。男物のボクサーパンツを見て穴がないのを発見し、横から出して用を足すと聞き、横チンを想像し、ついでに横田君とか横井君とか横山君とか、かつて横チンという渾名だった同級生たちを思い出し、横チンと呼ばれてどう思っていたんだろう?なんてアホなことを考えてばかりいる愉快な、評者のような主人公である。趣味は電子工作。ラジコンロボに改造を加え、テリオス23号と名付け、そのテリオス23号はポットみ2005/05/22
いちこ
5
わたし自身も妄想癖があるので、茅乃のキモチはよく分かります。間違った方向でも暴走すると止まらないんですよねw 話のスジとしては正統派のミステリーなのに、なぜにこんなに大爆笑できるのか。大好きです、こういうの。 ビューティフルでセクシーな芯さんにも心ときめきました!芯さんと茅野のハッピーエンドを妄想しつつ本を閉じました。が、続編が読みたいです!!2010/12/16