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カッパ・ノベルス
ラナンキュラスの微笑―神戸紫苑の家の殺人

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  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334075798
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

二階堂日美子は、神戸の資産家・桃園紅の協力を得て、六甲山麓の高台に、家庭内暴力に苦しむ母と子のためのシェルター“神戸紫苑の家”を立ち上げた。鎌倉材木座に設けたNGOにつづく、第二号施設である。開業の前日、“紫苑の家”の周囲をうろついていた女が、催眠剤の香りを残して、消えた。そして、入居者の覚音寺沙尼が、行方不明に!次々に消える女たちと、「カンショウ」という謎の言葉―。日美子と娘の真輝が企画した施設内演劇『恐ろしい毒』は成功したが、その直後、暴虐の限りを尽くされた石花海一夜の全裸死体が発見された!「児童虐待」という現代の病を、ミステリーの装いの中で鋭く抉る、日美子シリーズ最新傑作!戦慄の真相に驚愕せよ。

著者等紹介

斎藤栄[サイトウサカエ]
1933年、東京生まれ。東京大学法学部を卒業後、横浜市役所に勤務。’66年に『殺人の棋譜』で第12回江戸川乱歩賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

75
DV被害者の保護施設〈神戸紫宛〉を舞台に繰り広げられるミステリー。家庭内暴力に苦しむ母と子どもを護る〈シェルター〉。安全を保証するため外界から隔絶された〈砦〉は、視点を変えれば〈密室〉の別名でもある。次々に消える女たち。そして、宛内から全裸死体が。靄がかかったような不透明な空気の中ストーリーは進む。物語に彩りを添えるラナンキュラスは死の象徴。アルカロイドの神経毒を蓄えた〈魔女〉の小道具。靄が晴れた時、全く違う風景が出現しているのを知る。シリーズものらしいが、主人公のキャラが今一つ把握できなかったのが残念。2015/03/17

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