カッパ・ノベルス<br> 邪馬台国の殺人

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カッパ・ノベルス
邪馬台国の殺人

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  • サイズ 新書判/ページ数 258p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334074555
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

司法浪人・倉橋謙次郎の叔父・倉橋浩二が、津軽の猿賀神社で、他殺死体となって発見された。そして、その傍らには、地元の郷土史家・柳原卯平衛の死体も!浩二は、学界を二分する邪馬台国論争で九州説を唱える権威。事件の背後に見え隠れする古文書「田道文書」が太陽信仰派と雨雲信仰派による古代日本の宗教戦争を明らかにする!歴史小説作家・芦川玲子、玲子のかつての愛人で邪馬台国畿内説の泰斗・湊幸彦と、その弟子・金井武―。謙次郎は、錯綜する人間関係の糸を解きほぐしていく。そして、叔父を襲った悲劇の真相を探るため、九州・吉野ケ里に飛んだ謙次郎が見たものは。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨコケイ

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邪馬台国とヤマト王権の解明に繋がる古文書が見つかり、研究者と郷土史家が殺される。研究者の甥は、現場で出会った歴史小説家の女性に惹かれ、殺人事件の謎と歴史の謎に巻き込まれる。この手の物語、歴史の謎解きの納得度もさることながら、現代の事件との接続具合も気になる。どうしても説明等に紙幅が割かれてプロットはスタティックになり、あるいは歴史浪漫との対比のためかショボい現世的な話に落ち着きがち。残念ながらその弊がないではないが、まあいいか。2016/11/19

meg

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推理小説や旅情ミステリと思って読むと拍子抜け。確かに殺人云々の下りはあるけれど、推理というよりは古代王権の有り様に関する解釈が半分以上。邪馬台国とタイトルにはあるものの、内容はそこまで邪馬台国メインでもなかった。天智・天武朝に至るまでの人名が次々羅列されるので、殺人云々の下りを除けばPHPとかにありそうな古代王権宗教内紛テーマのもののような。2015/05/23

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