内容説明
京都で男の刺殺体が発見された。数時間後、今度は哲学の道で女性の服毒死体が見つかる。現場検証の結果、哲学の道近辺から、男の刺殺に使われた凶器のナイフが発見される。さらに女は銀閣寺の護符、男は銀閣寺の写真を所持していたことも判明。不思議なことにその所持品は、二十五年も昔のもの…。二つの事件を結ぶ二十五年前の銀閣寺に何が?さらに護符には奇妙なメッセージが!トリック・キラー、ルポライターの浦上伸介に、二十五年に及ぶ時間と空間の壁が立ちはだかる!古都・京都を舞台に、トリック・メイカーの著者が書き下ろす“死線シリーズ”、絶賛第四弾。