カッパ・ノベルス
クロスファイア 〈下〉 - 長編推理小説

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  • サイズ 新書判/ページ数 282p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334073145
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くまんちゅ

22
上巻からの流れからしてハッピーエンドにはならないだろうなとは思いましたが切ない話でした。真の意味での正義とは何か考えさせられる。他人が持たない特殊な能力を持って生まれ、その力を正しく使おうとする淳子や木戸だが結局はガーディアンという組織にその運命を左右されることになる。木戸と淳子の短い間の心の交流が本物であったと信じたい。そんな気持ちにさせられる。2011/10/03

まりもん

14
ハッピーエンドだけがラストではないと思い知らされた。2011/10/15

Nobu A

13
上巻に続き、あっという間に下巻を読了。感情移入しやすい人物描写もさることながら、念力放火能力の主人公を中心に法で裁けない悪人を処罰する「ガーディアン」という影の組織団体、主人公が行った猟奇事件を追う警察官、同じく超能力を持った子供や成人と脇を上手に固め、じわりじわりと展開するのに鼓動が激しくなる。殺人者や警察官の異なった視点が物語の層の厚みをだし、臨場感たっぷり。結末はすごく切ないが、読み応え十分。続編を望む。ところで、20年前に書かれたこの作品に「都内」と「都下」が既に使われていた。知らなかった。2015/11/27

まーくん(713172)

9
石津刑事にとって虚像でしかなかった超能力者は徐々に実像化してそのては淳子にせまる。このあたりは『火車』に似ている。 最後はもう一つ意外性がなかった 2014/11/29

moka

9
上巻とは打って変わって、ラブストーリー。淳子だけじゃなく、倉田親子の「力」の血筋なども描かれていて、人とは違う、異能者であるが故の孤独、悲しみ。やっと淳子に感情移入できるようになった。「淳子のなかの温かな"恋"だ。ああ、もう見えなくなってしまった。」なんて…切ないんだ…。最後の三人の会話は好き。2011/09/12

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