内容説明
世界的な大財閥・竜王寺家は呪われていた。「念法」の達人・工藤明彦はボディガードとして潜入。都心の館の地底に蠢く黒い魔獣、美亜としのぶの美姉妹を襲う淫蛇…、しかも竜王寺家繁栄は当主・鷹宗の魔道の力だった。十三人のガードマンが惨殺された夜、工藤はしのぶの胸に血の刻印を見る。しのぶに妖魔の精が。鷹宗打倒を画策する季笹専務と萩江、そして萩江の息子で美貌の魔道士・陣吾＝呪蘭。熾烈淫靡な魔道対魔道の戦いのなか、鷹宗は工藤をひきつれ八王子の工場に―。そこにも黒い魔獣が。さらに戦慄の妖魔、出現。工藤、絶大絶命に？暗黒世界に必殺の阿修羅が一閃。二年ぶりの“妖魔”シリーズ、新たなる興奮の扉を開く。
