内容説明
本書は、マハティール首相と石原慎太郎氏の、数時間に及ぶ対論をもとに両者が補筆したものです。
目次
太平洋時代の幕開け
新たな国際秩序の構築
アジアの立場を明確にせよ
日本をアジアが見つめている
西洋近代主義と東洋思想の対立
アジアに共通する東洋思想
世界的視野でのアジアの戦略
アジア共栄の構想
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
1
出版の1994年(湾岸戦争終結直後)にも最近では2005年にも「日本は国連常任理事国になっていい」と軍事独裁の中国が許すはずもない空論(中国自身が資格は全く無いが)。イスラムのインドネシアで「デモクラシーは快楽の放縦になる」「享楽的キリスト教文化では同性愛など破滅的傾向が出てくる」「盗みをした者を長期間拘束するのは、手を切断するより残酷だ」など。彼国は家庭が基本。対して集団主義の日本では無難を指向し、平和平和唱えていれば丸く収まると言う「平和教」が国是となっている、しかしいつかダムは決壊するかもしれない。2012/06/16