カッパ・ホームス<br> 私の茶道発見―日本の美の原点とは

カッパ・ホームス
私の茶道発見―日本の美の原点とは

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  • サイズ 新書判/ページ数 173p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784334051839
  • NDC分類 791
  • Cコード C0076

目次

織部との衝撃的な出会い
戦後のまばゆいばかりの欧米文化に圧倒されて
前衛芸術の流れの中で映画を作る
織部に魅せられて茶の湯の世界へ眼を開く
織部をたどって利休に出会った
厳粛な緊張感が最高の刺激となる茶会
亭主と客がいて初めて成立する芸術
社交下手が生んだ人間交流の場
今日の茶会をするために
門から始まる茶会のストーリー
客の気分をやわらげる炭点前
いつも一期一会の心で臨む
極小の中に無限が広がる茶室
ガウディの建築と利休の草庵
茶室の中はすべて平等である
美しく見せるために形が残った
陶器作り二十年で得たもの
茶碗も飯碗もよければ使う
利休の黒が訴えるもの
道具を介在させて意識革命を行なった利休
はかなさを花に求めた利休
花がつくる主客が一体になる世界
花の固有性を超えたいけばなを目ざして
「花は野にあるように」は反自然の美意識
いけばなの家に生まれて
文化の力を重視する日本を

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

デビっちん

2
戦後の西洋文化の衝撃により、いけばなの家元の著者は、アバンギャルド(前衛芸術)に駆り立てられたが、古田織部の茶碗と出会い、師である利休に興味を持ち、日本人のルーツである茶に引き込まれていく内容。不完全なものの中に美を見出す。茶会とは、自然、建築、工芸、美術、儀礼、宗教、文学などの世界を、ある狭い空間の中に閉じ込めた、総合の芸術。限定された極小の空間の中に精神的なものをすべて託して、自分の生き方そのもの、美の意識のすべてを凝縮していこうという姿勢がある。利休は、茶会を物と身体と精神の総合芸術まで高めた。2014/12/29

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