内容説明
世の中には「お金の増やし方」の本が溢れている。経済コラムニストである著者への執筆依頼も、資産の運用や管理に関するものがほとんどだ。お金はもちろん大事、清貧の思想などと言うつもりはない。だが、昨今のお金に対する異常な関心の高さを見ていると、「お金に支配されている」人が多いように思えてならない。しかし、「お金は支配してこそ役に立つ」、決して振り回されてはならないのだ。ではいったい、どうすればよいのか。本書では、お金を増やすことばかりに偏った世間の風潮に対し、誤った認識、過剰な不安を払拭するとともに、お金の本質を深く掘り下げ、人生を豊かに生きるための具体的な「お金の使い方」の考えを提示。死ぬ時に一番お金を持っているといわれる日本人のお金観に一石を投じる。
目次
第1章 ホンネ、タテマエ、そして勘違い―日本人のお金観と歪んだ認識を考える(マネー本が流行る裏に見えるもの;それにつけてもカネの欲しさよ ほか)
第2章 お金について少しだけ深く考えてみよう―お金の歴史とお金の持つ役割(お金はどうやって生まれた?;お金は税金を払うためのクーポン券だった ほか)
第3章 “お金を増やしたい”という呪縛―お金の増やし方の決定的な間違い(誰もが物語に惑わされている;「FIREに憧れる」という勘違い ほか)
第4章 お金の使い方、減らし方―お金を使って豊かになる(お金は増やすよりも減らす方が楽しい;好きなことにお金を使う ほか)
第5章 お金よりも大切なもの―お金に人生を支配されないために(お金より優先すべきものは;時間 ほか)
著者等紹介
大江英樹[オオエヒデキ]
1952年大阪府生まれ。経済コラムニスト。大手証券会社で個人資産運用業務や企業年金制度のコンサルティングなどに従事。定年まで勤務し、2012年に独立後は「サラリーマンが退職後、幸せな生活を送れるように支援する」という理念のもと、資産運用やライフプラニング、行動経済学に関する講演・研修・執筆活動を行っている。CFP(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本証券アナリスト協会検定会員、行動経済学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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