光文社新書<br> 追跡 税金のゆくえ―ブラックボックスを暴く

個数:
電子版価格
¥946
  • 電子版あり

光文社新書
追跡 税金のゆくえ―ブラックボックスを暴く

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月30日 01時54分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 243p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334046491
  • NDC分類 345.21
  • Cコード C0233

内容説明

67兆円。この金額は過去最高額を更新した2021年度の税収だ。近年、税収は右肩上がりで、それに合わせて私たちの租税負担率も上がっている。では、集められた税金は無駄なく活用されているのか。そんな素朴な疑問から取材を始めてみると、そこには愕然とする現実が横たわっていた。一般社団法人を介した“中抜き”を黙認する政府。政府も内訳の詳細が分からない五輪予算。コロナ禍におけるゼロゼロ融資の不正利用。孫の小遣いとなる中山間地域への補助金。使われぬまま放置される巨額の基金―。増税という選択肢を取る前に、こうした状況を改善する必要があるのではないか。約3年にわたって粘り強く取材を続けてきた若手新聞記者が、税金の無駄遣いの実態を克明に記す。

目次

第1章 官僚も黙認する中抜き―一般社団法人という隠れみの(一般社団法人に集まる公金;巧妙な合法的“中抜き”の実態)
第2章 ブラックボックスの五輪予算―うま味だらけの人件費単価(内部文書が示唆するオリンピック予算の闇;契約書に付随する驚愕の人件費単価)
第3章 バラまかれたコロナ支援金の行方―ゼロゼロ融資、病院支援の副作用(ゼロゼロ融資のモラルハザード;コロナ禍を機に国公立病院が黒字化する理由)
第4章 地域のしきたりが搾取する公金―遊興費へと消える消防団員の報酬と農業補助金(団員の報酬は団のモノ?;孫の小遣いとなる中山間地域の補助金)
第5章 名ばかりのワイズスペンディング―膨らむ防衛費と積み上がる基金(杜撰なコスト管理のまま防衛費は2倍に;高く積み上がる野ざらしの基金)

著者等紹介

高橋祐貴[タカハシユウキ]
神戸市出身。慶應義塾大学文学部卒業。2014年、毎日新聞社入社。和歌山支局、岡山支局を経て’19年から東京本社経済部。金融や経済産業省、財務省、国土交通省などを担当し、これまでにメディア・アンビシャス大賞の活字部門入選(’20年)、疋田桂一郎賞(’22年度)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

39
過去最高額を更新した21年度税収67兆円。集められた税金は無駄なく活用されているのか。約3年にわたって粘り強く取材を続けてきた若手新聞記者が、税金の無駄遣いの実態を明らかにした一冊。素朴な疑問から取材を始めて明らかになってゆく、一般社団法人を介した中抜きを黙認する政府。政府も内訳の詳細が分からない五輪予算。コロナ禍におけるゼロゼロ融資の不正利用。孫の小遣いとなる中山間地域への補助金。使われぬまま放置される巨額の基金。余っているとは言わなけれど、こういうところはもう少し引き締めるべきなのではとは感じますね。2023/03/20

こも 旧柏バカ一代

35
毎日新聞の記者が何故に毎日新聞出版でなく光文社から出版しているのか考えるとジワる。一般社団法人を介した巨大な広告代理店電通や博報堂などの中抜き。それを黙認する行政の事情。政府も内訳の詳細が分からない五輪予算。民事だと言って公開しないみなし公務員のJOCや組織員と出向している電通の社員達。勝手に宴会費に化ける消防団員の手当金。コロナ禍におけるゼロゼロ融資の不正利用。本当に必要としている処に届かない給付金。硬直化している地方の使補助金と利権。使われぬまま放置される巨額の基金。増税という選択肢を取る前にねぇ2023/02/15

Mc6ρ助

21
『アルバイト相当とみられる「サービススタッフ」で日額4万2000円と、組織委が目安として設定した基準額(2万5000円)を大きく上回っていた。このサービススタッフを巡っては、ネットで検索すれば1日当たり1万2000円前後が日当として支給されることが明記されていた。 基準額から差し引いても、1万3000円前後の額が上乗せして計上されていることが分かった。(p70)』なんと71.4%がピンハネ、これでは景気の牽引役の個人消費か伸びる訳もない、これがアベノオトモダチ政治だとみんなが読んでほしい本だね。2023/08/19

mazda

17
東京オリンピックの予算で、1人の人件費1日30万円って何??どんな高給取りがいたのか、本当に不思議でなりません。こんなことのためにせっせと税金を納めていると思うと、本当に腹が立ちます。2023/07/03

takehiro

13
税金を払うのがバカらしくなってきました。帯にある通り「増税の前に見直すべきことがあるのではないか」と強く思います。2023/12/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20731203
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品