内容説明
「世界の頂」と呼ばれ、多くの人の心を惹きつけてきたエベレスト。その頂上までの道のりは険しく、極寒のキャンプ生活に登山者を飲み込むクレバス、いるだけで生命が削られるデスゾーンなど試練ばかりが待ち受けている…と思ってはいないだろうか。もちろん、この厳しさはエベレストの一面ではあるだろう。しかし、標高8000メートルからの夜明けという言葉を失うほどの美しい絶景や、緑豊かな麓の街道をはじめとする穏やかな一面など、訪れた人だけに見せる姿もそこにはあるのだ。そんな表情豊かなエベレストの全貌を、ネイチャーフォトグラファーである著者が鮮やかな写真とともに丁寧に描く。
目次
第1章 準備(エベレストを撮る;水平から垂直の世界へ ほか)
第2章 街道(カトマンズ;オンボロ飛行機で質問ぜめ ほか)
第3章 順応(入り口に立つ;ベースキャンプでの日常 ほか)
第4章 停滞(登頂計画;サヨナラ安全地帯 ほか)
第5章 頂上(再出発;神の頂 ほか)
著者等紹介
上田優紀[ウエダユウキ]
1988年、和歌山県生まれ。ネイチャーフォトグラファー。京都外国語大学を卒業後、24歳の時に世界一周の旅に出かけ、1年半で45ヵ国を回る。帰国後は株式会社アマナに入社。2016年よりフリーランスとなり、世界中の極地・僻地を旅しながら撮影を行う。2018年にアマ・ダブラム(6856メートル)、2019年にはマナスル(8163メートル)に登頂。そして、2021年にはエベレスト(8848メートル)登頂を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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