出版社内容情報
批判の矛先は「残念な教員」および学校システム、子供を学校に通わせる親。学校の代わりとなる教育方法も具体的に提示する。
内容説明
既存の学校から離脱する子供たち、そうした子供たちに対する教育行政の実情、学校や授業を壊していく児童・生徒の現状、学校では勉強ができるようにならない理由、大学や短大・専門学校への最新進学事情、学校という空間・組織が児童・生徒に与える負の心理的側面、学校教師の社会的地位の変化、PTAの感覚変化、世界の学校事情…学校をめぐる数々の問題について、マクロとミクロの視点を行き来しながら、海外との比較も踏まえて論じ、より良い教育を実現するための提言を行う。現役教師で、8万部の『残念な教員』著者による、危機の教育論。
目次
第1章 学校から離脱する子供たち、学校を破壊する子供たち
第2章 学校では学力は伸びない
第3章 進学事情における甘えの構図
第4章 児童・生徒への心理的・精神的影響面
第5章 学校・教師の社会的地位の変化と社会の価値変容
最終章 提言
著者等紹介
林純次[ハヤシジュンジ]
1975年埼玉県生まれ。京都大学大学院教育学研究科修了。大学卒業後、大手新聞社に記者として入社。事件・事故、医療、政治、教育、高校野球などを担当する。フリーランスジャーナリストに転身した後は、カンボジアやパレスチナなどの貧困地帯や紛争地域を取材。教育者に転身し、国語教育や平和教育に勤しむ。2012年度読売教育賞優秀賞(国語教育部門)受賞。IB(国際バカロレア)校での教頭職や教員研修の講師を経て、現在は関西の私学で教鞭を執る傍ら、国内外の中等教育学校のスーパーバイザーや、教師向けのインストラクターを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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