光文社新書<br> 保健所の「コロナ戦記」TOKYO2020‐2021

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保健所の「コロナ戦記」TOKYO2020‐2021

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  • サイズ 新書判/ページ数 408p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334045784
  • NDC分類 498.6
  • Cコード C0236

出版社内容情報

2020年1月23日に東京は戦争状態に突入。その年に東京の保健所と都庁の感染症対策部門に配属された著者が、経験と教訓を語る。

内容説明

2020年1月23日深夜から、東京は戦争状態に突入した。そしてその2020年から’21年にかけて、保健所と東京都庁の感染症対策部門の課長として新型コロナ対策の第一線に立ち、指揮を執り続けた公衆衛生医師がいた。ミッションはただ一つ、つぶれないこと。戦場にたとえていうならば、とにかく生き延びることである。本書は、メモ魔・手紙魔で、日記を書かないと眠れず、読むことより書くことに依存している「活字中毒者」である公衆衛生医師が、未曽有の事態の中で経験したことを、後世に伝えるためにつぶさに記録したものである。巻末では、新型コロナ発生時から医療の最前線で闘う大曲貴夫医師(国立国際医療研究センター、東京都医療アドバイザー)との特別対談も収録。

目次

第1章 第1波 2020年1月から6月まで(人手不足にまつわるエトセトラ;あなたは検査の対象ではありません ほか)
第2章 第2波 7月から11月まで(「夜の街」って何だ;COCOAなんて大嫌い ほか)
第3章 第3波 12月から2021年3月まで(どうか課長を眠らせてあげてください…;縮小ではありません! ほか)
第4章 第4波・第5波 4月から現在(天国に違いない;常識的に考えて… ほか)
最終章 残された課題(現実的な課題;より大きい視野で検討すべき課題 ほか)
巻末特別対談 「病院から見たコロナ、保健所から見たコロナ」―大曲貴夫(国立国際医療研究センター病院)×関なおみ

著者等紹介

関なおみ[セキナオミ]
1972年神奈川県生まれ。東京女子医科大学卒。英国リバプール大学熱帯医学大学院にて熱帯医学修士、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院にて疫学修士、順天堂大学医学部・大学院医学研究科(公衆衛生学)にて医学博士。順天堂大学医学部小児外科学講座非常勤助教。国立感染症研究所昆虫医科学部協力研究員。現在、特別区の保健所に課長級の公衆衛生医師として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐島楓

83
保健所の統廃合により職員を減らされ、ペーパーレス化もシステムの一元化もできず、思考停止状態になって睡眠時間を削って働き続ける実情を読み、問題提起の書として長く読み継がれてほしいと思った。確かにこれでは戦場のようなものだろう。かなり問題点は浮彫になったと思うのだけれど、おそらくコロナが終わったら大半の国民が浮かれて苦闘の日々を忘却し、数年後にまた一から同じようなことを繰り返すような気がしてならない。そのためにも政府の上層部の方々には保健所をはじめとする医療改革をお願いしたいのだが……。2022/02/10

りんご

47
読んで満足。貴重な資料だと思います。地方の病院勤務ですが、保健所になんでも聞いて、いろんな注文つけてたように思います。次々に刷新されるコロナ対応マニュアルに追いつけてた人はいませんでした。何冊かコロナ関連の本を読みましたが、保健所の生の声はすごく感じるところがありますね。巻末は「病院から見たコロナ、保健所から見たコロナ」医療機関の医師と著者(医師)の対談。対談形式は好きじゃないのですが、興味があったら読めるものなのですね。これも発見です。2024/10/17

フム

36
コロナ禍において繰り返す感染拡大の波、そのはじまりの2020年1月から第5波の2021年9月まで、保健所の課長として第一線で指揮を取り続けた公衆衛生医師が書いた記録である。災害が起こった時、平時のシステムでは回しきれない業務が押し寄せる部署がある、それが今回は保健所だったわけである。システムを改善し、委託できる業務は外部に回しと火事場の馬鹿力で乗り越えては来たものの、それももう2年である。職場を去った仲間もいるという。今第6波の渦中で彼らが奮闘していることを思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。2022/02/09

Inzaghico (Etsuko Oshita)

20
それにしても、大混乱のなかでよくぞユーモアを維持し、笑えるエピソードを記録しておいてくれたものだ。陽性者で、二人でゆっくりしたいから早くホテルに入りたいカップルやネットゲーム対戦したいから友人と一緒に入りたいという猛者には苦笑した。著者は、リゾートホテルではないので個室だ、と説明を繰り返したという。とある小学校で「三密」は何かと出題したら「密会」「密談」「密輸」という回答があったとか。こんな高度な答えが出せる小学生の顔を見てみたい。2022/05/28

とみやん📖

17
保健所に勤務し、都の感染症対策課長も勤められた公衆衛生医による、2021年秋までのコロナとの戦いの記録。 保健所の日常業務、感染症発生時の役割、今回のパンデミックへの対応など、貴重な記録。 この国のコロナ対策が迷走していたので検証しておきたいと思っていたが、急激な状況変化に、制度やルールの改変が追い付かずに疲労を来たし、第一線の人たちがひどい目にあったというのが実情で、究極的には政治と行政の機能不全と思った。 著者の関なおみさんは、科学者でありつつ物書きとしても卓越しており、とても読みやすかった。2024/03/20

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