出版社内容情報
中学受験という視点から現在の受験システムや教育制度、子育て観の問題までを指摘した、「今までの中学受験本の集大成」となる一冊。
内容説明
延々とくり返されてきた中学受験の是非論に、気鋭の教育ジャーナリストがファイナルアンサー!!私立中高一貫校の六年間で得られるものは何か、中学受験勉強の約三年間で得られるものは何か…。著書曰く「そもそも中学受験にメリットもデメリットもない。むしろ中学受験で得られるもののうち、何をメリットと感じ、何をデメリットと感じるかにそのひとの教育観、幸福観、人生観などの価値観が表れる」。ただし「中学受験はやり方次第で良薬にも毒にもなる」とも。中学受験を良薬にする方法とはこれいかに…。膨大な取材経験を背景に、ときに歴史を遡り、ときに海外にまで視野を広げ、さまざまなジャンルの参考文献に触れながら、中学受験をする意味とそこから得られるものの正体を、壮大なスケールで描き出す。
目次
第1章 12歳でやるか15歳でやるか―中高一貫教育の意味(コペル君体験はどこへ?;目先の一点、二点にこだわらなくていい ほか)
第2章 シラバスよりハビトゥス―私学に通う意味(学校に特有の非認知能力のブレンド;教科とは巨人の肩に乗ること ほか)
第3章 バットを持つか鉛筆を持つか―塾で学ぶ意味(良薬にも毒にもなる;非認知能力とは何か? ほか)
第4章 偏差値よりも生きる指針―親子で取り組む意味(入試本番前日に問題を盗み見たいか?;悪魔の誘惑がもたらす教訓 ほか)
著者等紹介
おおたとしまさ[オオタトシマサ]
1973年10月14日、東京都出身。教育ジャーナリスト。麻布中学・高校卒業。東京外国語大学英米語学科中退。上智大学英語学科卒業。’97年、リクルート入社。雑誌編集に携わり2005年に独立後、いい学校とは何か、いい教育とは何かをテーマに教育現場のリアルを描き続けている。新聞・雑誌・Webへのコメント掲載、メディア出演、講演多数。中高の教員免許、小学校での教員経験、心理カウンセラーとしての活動経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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