光文社新書<br> 「問い」から始まる哲学入門

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光文社新書
「問い」から始まる哲学入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334045708
  • NDC分類 100
  • Cコード C0210

出版社内容情報

「問い」こそが人間であることの「賛歌」である。アリストテレスの時代から哲学の歴史を俯瞰し、「問い」続ける意味を見出していく。

内容説明

二六〇〇年にわたって「問い」を重ねてきた哲学の語りあい。「存在」とは何か。「私が私である」とはどういうことか。そもそも「問い」とは何なのかなどなど。そこでは様々な問いが投げかけられ、言葉が紡がれてきた。その内容は時に難解で、日常を生きる私たちには関係ないものに見えるかもしれない。しかし、哲学の言葉は私たちにこそ向けられている。哲学の問いかけが、私たちに日常の不確かさを突きつけ、そんな世界に向き合って生きるきっかけを与えてくれるのだ。本書は、そんな語りあいの歩みを丁寧に辿る。哲学の世界と私たちの日常が近づく一冊!

目次

第1章 問うものとしての人間(哲学の歴史は「問い」から始まった;問いこそは哲学のもっとも根源的な事柄;「問い」は日常の対話のはざまで人びとに呼びかける;21世紀の哲学の課題としての「問い」)
第2章 「ある」への問い(「ある」こそがもっとも謎に満ちている;神をとらえる試み;カテゴリーにより深まっていく問い;人間が挫折したとき「ある」は姿をあらわす)
第3章 実在への問い(実在をめぐる基本問題;万物をつらぬく変容そのものとしての世界;なぜ時間と空間に広がりがあるのか;未知と遭遇する人間に、世界の謎が開かれる)
第4章 「私」とは誰か(「私」を「私」たらしめるもの;「私」の身体の成りたち;「私」の誕生と死;問いかけられて、「私」の自由が始まる)エピローグ

著者等紹介

景山洋平[カゲヤマヨウヘイ]
1982年、三重県生まれ。東京大学文学部哲学科卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部専任講師を経て、関西学院大学大学院文学研究科・文学部准教授を務める。専門は現象学、解釈学、近代日本哲学を中心とし、現代における存在論と人間論の再構築を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

またの名

6
我こそは絶対に疑い得ない根源的原理を見つけたとか究極の始発点になる項を解明したと誇るすべての思考のさらに手間に、問いの構造が必ず存在することを指摘してて震撼。させられたのは良かったものの、問いから始まる哲学史の解説に突入したら普通に知識の羅列形式で進行するので、特異的なパースペクティブに基きそれを軸に記述を編成する内容を目指してるのなら十分に特異的じゃなかった。しかし特異的な記述に取り掛かるともう哲学史でも哲学入門でもなくなり、「私の問い」から始まる「私の哲学」を堂々披露する別の営みを名乗るざるを得ない。2022/10/03

テト

6
普段ならば気が付かないだろう存在や実在、私というものが、問いを通じて一欠片が見えてくるきっかけとなるかもしれないというとことであるが、なかなか実践は難しい。しかし、過去の哲学者の痕跡をたどることにより、問いから見えてくるものの一端を、きっと自分では気がつかない何かを感じていくことが大切なのではないかと感じている。2022/03/23

nnnともろー

5
存在論・実在論・私とは?哲学で最も根本的な問題について解説。全ては他者からの問いかけから始まる。入門としては難しい面もあるが、自分の思考を鍛えるにはちょうどいい。2021/11/14

Bevel

4
たくさんの哲学者の概説が出てきて視野が広いのはよいのだけど、緩い言葉で圧縮されすぎていて、「問い」の話とうまくかみ合っていないように見える、というか、ハイデガー的なもの(実在の多元性を問いで結びつける)に、すべて帰着されてしまうので、それなら前著の方を丁寧に読みたいなあという気になる(入手困難だけど)。「問い」が大事というのはわかるし共感もあるけれど、どんな問いが大事かみたいな議論や、哲学的な問いと日常的な問いのあいだの関係みたいな議論をもっと読みたかった。入門に、こういう本がよいのかしら。 2021/10/23

rune

3
哲学における「問い」の歴史・理論・実践をひもとき、問いこそが哲学の原初にあると説いた第1章はたいへんおもしろい。問いの機能は、ふだんは自明性によって覆い隠されている事象を「見えるようにする」ことであり、そこから哲学の探求が始まる。その意味で問いは、存在の順序・認識の順序における究極の「先だつもの」である。これは、現代思想によって深刻な疑義をさしむけられてきた「人間」を、「問うもの」としての資格において救い出そうとする試みであり、この試みはそのまま自由と他者の問題へと連なっていく。2022/08/26

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