光文社新書<br> 日本の食と農の未来―「持続可能な食卓」を考える

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光文社新書
日本の食と農の未来―「持続可能な食卓」を考える

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  • サイズ 新書判/ページ数 242p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334045609
  • NDC分類 612.1
  • Cコード C0261

出版社内容情報

食と農の当事者として関心を持ち、意識して行動できるように、自分の暮らしで手の届く範囲の「等身大の自給」について考えていく。

内容説明

食料自給率が40%を下回る日本は、食の大部分を海外に頼っている。また、「飽食の時代」という言葉に象徴されるように、私たちはクリックひとつで自宅に食品が届き、コンビニエンスストアだけでも食事を賄うことができる時代を生きている。しかし、今後、地球環境に変動が生じ、農作物の輸出入に不測の事態が起きたらどうなるだろうか。「食の海外依存」「国内農業の荒廃」という二重のリスクを抱えている私たちは、今、食と農についてどう考え、どう行動すべきなのか。現場の新しい動きにも着目しながら、「等身大の自給」について考える一冊。

目次

第1章 日本の食と農のいま
第2章 この時代に農業を仕事にするということ
第3章 持続可能な農業としての「有機農業」を地域に広げる
第4章 食と農のつなぎ方
第5章 食と農をつなぐCSAの可能性
第6章 都市を耕す

著者等紹介

小口広太[オグチコウタ]
1983年、長野県塩尻市生まれ。千葉商科大学人間社会学部准教授。明治学院大学国際学部卒業後、明治大学大学院農学研究科博士後期課程単位取得満期退学、博士(農学)。日本農業経営大学校専任講師等を経て2021年より現職。専門は地域社会学、食と農の社会学。有機農業や都市農業の動向に着目し、フィールドワークに取り組んでいる。日本有機農業学会事務局長。農林水産省農林水産政策研究所客員研究員。NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さばずし2487398

37
最近農業をする若い人が増えた氣がする。家が農家でなくても脱サラして農業に転向も。行政の協力も増えているようだ。都市の真ん中で畑を持つケースも。有機農業を改めて学んだ。売り方も実に多様で加工も生産者が手掛けて観光PRとして売ったりオーガニックのお店の経営など、第6次産業として盛り上がっているようだ。間に卸しを介さず直接消費者に働きかける、戦後廃れてしまった食のコミュニケーション。これが今後の農業の鍵。我が国の自給率を上げる上で消費者も変化が必要。また有機野菜は価格が高いので、そこを国がどう解消していくか。 2022/05/01

みこ

28
切っても切り離せない食と農業の話。産業である以上一つの事業として捉え、様々な試みで利益を上げながら維持していかなければならない。ちょっとしたことで野菜などの農作物の値段の高騰が見られる昨今、自給率の確保は大きな課題だ。2021/11/09

メガネ

18
日経新聞に6次産業化という言葉が頻出するようになってきたので、改めて農業の課題を捉えるために読んでみました。今までは生産者(農家)と消費者が分断されていて、つながりが希薄でした。しかし、直売所やファーマーズマーケット、市民農園や農業体験などの普及により、最近は農家と消費者の距離が近くなりました。さらに有機農業に興味を持つ独立就農者が増えていることも特徴です。だからといって、自給率が急激に上がるわけでもなく、輸入品への依存は今後も変わらないでしょう。現状把握はできたのですが、未来は見えにくかったです。2022/03/08

あつ子🐈‍⬛

12
仕事絡みで読んだのですが、第1章では日本の食と農の根深い問題が提示され暗い気持ちになりました。食糧自給率の低さ、後継者不足、気候変動による農漁業への深刻なダメージ等など枚挙にいとまがありません。「自国で食糧が足りないのに、輸出を続ける国はない」のです。 故に著者は、食の海外依存度を下げた"等身大の自給"を謳います。 本書には各自治体やNPO法人などの様々な活動がデータと共に紹介されており、とても興味深かった。(名古屋の「オーガニックファーマーズ朝市村」行ってみたい!) 私たち消費者も行動あるのみなのです。2021/12/29

くらーく

7
CSA(Community Supported Agriculture)の第5章が興味深いな。結構、野菜の値段が変動するけど、あまりに安いと、農家は大丈夫かいな、と思う。親戚に農家の人がいて、父母も農家の出身であり、農家の祖父母の手伝いをした経験があるからだろうね。戦後あたりまでは、国民の8割以上だっけか、第一次産業に従事していたから、食と農は繋がっていたのだろう。 食卓にならぶ食品の材料、加工、流通、小売に思いをはせれば、自ずと無駄も減るのだろうけれど。頭ではなく体で分からないといかんのだろうなあ。2021/11/06

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