光文社新書<br> 子育て罰―「親子に冷たい日本」を変えるには

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光文社新書
子育て罰―「親子に冷たい日本」を変えるには

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334045517
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0234

出版社内容情報

少子高齢化が加速する日本で出生率の回復は急務だ。日本の保育/教育及び家庭の窮状の分析と共有に加え、今後の政策を提言する。

内容説明

少子高齢化が加速する日本において、出生数の回復は急務であるにもかかわらず、日本は諸先進国に比して家族関連社会支出が極端に少ない。子育て世帯に福祉的「ボーナス」を与えるどころか、金銭的にも社会的にも「罰」を与える政策により、日本の少子化対策は完全に失敗している。子育てを「自己責任」とみなし、親子を苦しめる社会・政治の制度・慣行を、本書では「子育て罰」と定義。九月入学問題や高所得世帯の児童手当廃止、「こども庁」の政治利用等に鋭く切り込んできた教育学者の末冨芳氏が、日本から「子育て罰」をなくし、再び「親子にやさしい国」にするための方策を論じる。学術用語「child penalty」から「子育て罰」という訳語を生んだ社会福祉学者・桜井啓太氏の論考、末冨・桜井両氏による対談も収録。

目次

第1章 「子育て罰」を作った3つの政治要因(本書における「子育て罰」の定義;「子育て罰」を生み出してきた政治の3つの課題 ほか)
第2章 「子育て罰」と子どもの貧困(「チャイルド・ペナルティ」を「子育て罰」と訳した理由;「子育て罰」と「子どもの貧困」の関係 ほか)
第3章 「子育て罰大国」はどのようにして生まれたか(子育て罰社会の治療法;「公的領域」から追い出されてきた子どもと女性 ほか)
第4章 対談「子育て罰」大国から「子育てボーナス」社会へ!(末冨芳×桜井啓太)(「子育て罰」の誤解;「子育て罰」と貧困 ほか)
第5章 「子育て罰」をなくそう―失敗を受け入れ、「親子にやさしい日本」に変えるために(少子化対策の「失敗学」と「子育て罰」をなくすステップ;「親子にやさしい日本」を支える子ども・家族対策へ ほか)

著者等紹介

末冨芳[スエトミカオリ]
1974年、山口県生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(学術・神戸大学大学院)。福岡教育大学准教授を経て、日本大学文理学部教授。専門は教育行政学、教育財政学。内閣府子どもの貧困対策に関する有識者会議構成員、文部科学省中央教育審議会委員等を歴任

桜井啓太[サクライケイタ]
1984年、大阪府生まれ。大阪市立大学大学院創造都市研究科博士課程単位取得退学。博士(創造都市)。地方自治体職員(堺市)、名古屋市立大学准教授を経て、立命館大学産業社会学部准教授。専門は貧困問題、生活保護(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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rico

95
「子育て罰」、子どもを持つことがマイナスにしかならない・・・。自己責任で社会に貢献できる人間を育ててね、おこぼれはあるから。かかるコストは受益者負担ね・・・。こんな感じ?現状の再確認なのがまたしんどい。ファクトもきちんと提示されているけど、憤りと使命感に押され一気に書き上げた印象。特に末富さんが自身の経験を語る部分は、押さえきれない感情が溢れてて身につまされる。この国にはお金はない。でも全ての子どもに「生まれてきてくれてありがとう」というメッセージを伝えていくコストは、惜しんではいけないんじゃないかな。2021/11/23

なっぱaaua

28
昨年読んだ山田 昌弘著「日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?」に関連がありそうだったので読んでみた。勿論関連有りだった。「子育て罰」とは子育てがダメなのでは無く、日本が子供と子供を持つ世帯に冷たく厳しい国である概念を示したもの。政治だけでなく社会も厳しいのだという事をデータや事実から論じている。若い政治家や官僚の中でも子育てに理解があり改善しなければならないと考える人は多いが、政治の圧力や価値観不良、官僚の在り方、我々の働き方も含めてそうはならない現状がある。~続く~2021/09/09

Satoshi

19
子育て自体に罰を与えるような政治、制度などを子育て罰と称している。まさにその通りで、日本は教育に対する政府支出は少なく、シングルマザーの困窮は問題とされているが、解決に向かわない。子供は社会の宝といわれる時代は来るのか、著者の指摘は極めて鋭い。子供の教育を家庭に押し付けていく旧時代的な政治家と官僚の感性はコロナ禍で具体的な説明もなくオリンピックに突入した政府の在り方、関係者の不祥事に対する五輪実行委員会の対応などを見ていてもその通りだとしか言いようがない。2021/08/08

まゆまゆ

14
なぜ子育てをする親達は、まるで罰を受けているかのように非難されるのか。社会的な子どもに対する認識が、社会の宝から個人の贅沢品へと大きく変化してきたことが要因の一つか。場当たり的な少子化政策と少なすぎる予算のため悪くなる一方であることに自己責任論が拍車をかけている。自分でも他人でも子どもの存在そのものを喜ばしく思えるような社会の実現は、はたして可能なのか……2021/09/09

jackbdc

7
本書は独特の社会観により記述されている。子育て家庭が国家や社会の被害者であるという見立てであり新鮮味がある。これらの見立ては女性や福祉等の権利擁護において活用されてきたもので、新たに子育て分野に移入されたもの。好き嫌いは分かるだろうが”罰”という言葉に力を感じた。内容としてはジェンダー論の偏向が気になった。何より家族と社会の間の緩衝部分が描かれていない事に違和感を覚えた。子育てに関わらず人の暮らしにおいて、友人知人や近隣地域との相互作用は重要ではないか。これら抜きの被害者仕立ては説得力不足が否めない。2021/10/08

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