光文社新書<br> カラー版 王室外交物語―紀元前14世紀から現代まで

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光文社新書
カラー版 王室外交物語―紀元前14世紀から現代まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334045272
  • NDC分類 319
  • Cコード C0220

出版社内容情報

封建時代の遺物と思われがちな王室や皇室が、現代の外交においてどのような意味を持つのか。日本の皇室のあり方も解説する。

内容説明

今からわずか百年ほど前には、世界の大半が君主国とその植民地であった。それが、21世紀の現在には、君主国は(日本も含め)28ヵ国。とはいえ今やこれらの君主国こそが、新たな地球的課題に対していち早く動き、社会や政治の右傾化のなかで、国内での均衡を保つ重要な存在になっている。一見すると時代遅れの遺物と思われがちな王室や皇室が、21世紀の現代に極めて重要な意味を持ち、特に「外交」の面で力を発揮しているのはなぜか。本書ではまず、外交の源流、3500年前の世界に読者をいざない、中世イタリアの近代外交の夜明け、16世紀以降の宮廷外交の黄金期、20世紀の二度の大戦を経ての英王室の発展を辿り、さらに日本の皇室のあり方も振り返る。

目次

はじめに―王室外交とは何か
第1章 「外交」のはじまり―文明揺籃の地から
第2章 近代外交の夜明け―一五世紀イタリアから
第3章 宮廷外交の黄金時代―一五二〇~一九一三年
第4章 エリザベス二世の王室外交
第5章 皇室外交への示唆
おわりに

著者等紹介

君塚直隆[キミズカナオタカ]
1967年東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒業。英国オックスフォード大学セント・アントニーズ・コレッジ留学。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(史学)。東京大学客員助教授、神奈川県立外語短期大学教授などを経て、関東学院大学国際文化学部教授。専攻はイギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史。著書に『立憲君主制の現在』(2018年サントリー学芸賞受賞、新潮選書)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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nishiyan

17
紀元前14世紀のエジプトを起点に「外交」という概念の誕生から、近代外交の成立と「宮廷外交」の終焉、現代の「王室外交」までの歴史を解説した意欲的な本書。紀元前エジプトにおいて「外交官特権」の原型が見受けられるとの指摘やイタリアから始まった「常駐大使」などの解説は興味深かった。著者が専門とする第四章「エリザベス二世の王室外交」は儀礼に厳格で前例を重んじながら、時の政府の至らぬところを「ソフトの外交」で補うエリザベス女王の英明さが印象的だった。日本における国際親善も皇室外交へとより発展させる必要性も強く感じた。2021/04/07

ピオリーヌ

13
近代外交は15世紀イタリアを嚆矢とし、今に至る。またあとがきには『ヨーロッパ近代史』『悪党たちの大英帝国』同様「東アジアにおける外交の執筆においては岡本隆司先生(京都府立大学教授)より多くのご示唆を賜った」とあり嬉しい。気になったところを箇条書きに。16世紀初頭のバチカンにおけるヨーロッパ諸国の序列について。神聖ローマ皇帝の一位は当然として、実質王の中ではフランス王が最上位。イングランド王は未だ序列七位でしかない。「外交」とは「対等」の者同士の間でしか成り立たないものである。2021/07/01

ジュンジュン

12
「外国交際」略して「外交」という漢字が生まれたのは、明治から。「自国を代表し、相手国と交渉し、情報を収集する」大使が本格的に常駐するようになるのは、ルネサンス期イタリアから。現代に通ずる大使館のルーツは意外にも新しい。本書は、役目を終えたかに思える(?)王室外交(皇室外交)の源流を求めて、古代エジプトまで遡る。そして、その意義も。実務面(ハード)を担うのが政府なら、王室外交はソフト面を担う。関係がギクシャクした時、緩衝材の役目を果たすと。その極意は…関係を続けるためだけに、ただ「会う」こと。まさに真髄。2021/06/17

さとうしん

10
近現代の王室外交だけでなく、その前提となる「外交」のはじまり、近代外交が形成されるまでの話がよくまとまっていて参考になる。世界最古の外交文書と位置づけられるアマルナ文書に、外交官特権の萌芽のような要素が既に見られるといった話や、中国の華夷秩序との比較がおもしろい。2021/03/24

Iwata Kentaro

6
王室(皇室)の外交の目的や役割、その歴史を簡便にまとめた良書。面白かったです。2022/04/28

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