光文社新書<br> 誤読のイタリア

個数:
電子版価格 ¥880
  • 電書あり

光文社新書
誤読のイタリア

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2023年12月04日 19時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334045203
  • NDC分類 302.37
  • Cコード C0295

出版社内容情報

日本人は、皆、イタリアのことが大好きだ。だが、「イタリアへの誤解」も数え切れない。人間関係、恋愛観などから見える真の姿とは。

内容説明

「距離感ゼロ」から「家族のかたち」まで、イタリア文化を見つめる旅は、日本文化を再発見する旅だ。来日9年、夏目漱石など日本文学を愛するイタリア人が、ユーモアを交えて綴った心温まるエッセイ。

目次

第1章 誤読のイタリア人(ある夜のイベント;無口なイタリア人だっている ほか)
第2章 誤読の人間関係(「出会いがない」は日本ならではの表現?;イタリア人の人間関係1 お喋りが好き ほか)
第3章 誤読の恋愛関係(「変な日本語」と「本当の日本語」;日本で初めて聞いた言葉1 ナンパ ほか)
第4章 誤読の家族(イタリア人男性は皆マザコン?;イタリアと日本の「家庭内会話」 ほか)
第5章 誤読のイタリア料理(日本人は食べることが大好き?;ハンガリーのレストランで、「あー、イタリア料理が食べたい」 ほか)

著者等紹介

マルティーナ,ディエゴ[マルティーナ,ディエゴ] [Martina,Diego]
1986年、イタリア・プーリア州生まれ。日本文学研究家、翻訳家、詩人。ローマ・ラ・サピエンツァ大学東洋研究学部日本学科(日本近現代文学専門)学士課程を卒業後、日本文学を専攻、修士課程を修了。東京外国語大学、東京大学に留学。翻訳家としては谷川俊太郎『二十億光年の孤独』と『minimal』、夏目漱石の俳句集などをイタリア語訳、刊行。詩人としては、日本語で書いた処女詩集『元カノのキスの化け物』(アートダイジェスト)が読売新聞の書評で「2018年の3冊」の一つとして歌手・一青窈に選出される。黒田杏子主宰の「藍生俳句会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

グラコロ

17
BS日テレの“小さな村の物語 イタリア”はなかなか味わいのある番組でかなりのお気に入り。そこにはいわゆるステレオタイプのイタリア人は出てこない。それにしても、お喋り好き、距離感ゼロ、北部はおとなしくて南部は陽気、オカンが好きって、まるで大阪人?2021/08/04

ソフィア

10
イタリア語を独学しており、イタリア人から見た日本文化に関心が湧いたため、読んでみることにしました。カリフォルニア日本人は真面目だというプラスにも受け取れるステレオタイプがありますが、イタリア人は女好きというマイナス要素のステレオタイプが強いので、度が過ぎると失礼にあたるのではないかと思いました。安易に異文化を笑いに変えるのではなく、バックグラウンドを理解する努力をしていきたいです。2022/06/26

utataneneko

8
イタリアが好きで、旅行に行ったり、イタリアについての本を読んだりしてきたけれど、日本人の私ですら、日本人の思い込みで勝手なイタリア像が作りあげられていることをひしひしと感じてきた。イタリア人は「ラテン系」でお気楽だとか、そういうステレオタイプがいまだにはびこっている。著者は、日本人によるイタリアに対する「誤読」を、文化や風土などといった背景を考察しつつ、一つ一つ解き明かしていく。イタリアに限らず、様々なバックグラウンドを持った人たちに対して、頭から決めつけず、柔軟に応対していきたいなと改めて思った。2022/02/21

なおこっか

8
鷲田清一氏が“折々の言葉”で取り上げた一冊。イタリア人の有り様を正誤ニ択で語るは如何かと思うが、聞きかじりで理解した気になる向きに本人から一言あり、の本。鷲田氏も抽出した家族の話が良い。喧嘩の多い祖父母に離婚しない訳を聞くと「モノは壊れたら捨てるのではなく直すもの」と答えるお祖父さん。息子の友人を心からもてなすご両親。イタリアのもてなしオスピタリター文化は、古代ローマから継承され、遡れば古代ギリシャのクセーニア(お客は誰でもゼウスに送られた聖なる者)ではというが、そこに「まれびと」との共通性は見えないか。2021/08/25

Inzaghico

7
まえがきで、第一次世界大戦で兵士として戦った詩人ウンガレッティの詩を訳した須賀敦子の言葉の選択について述べている。虐殺された仲間の傍らで過ごした夜を表現した”Veglia”という言葉を「徹夜」と訳したのだが、作者は「通夜」という意味もある、と書いている。これはねえ、両方のニュアンスを出すのは難しいのよ。須賀も苦渋の決断だったと思うよ、草葉の陰の翻訳者に同情した。これは誤訳といってしまったら、ちと気の毒だろう。2021/02/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17327118
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。