光文社新書<br> 見るレッスン―映画史特別講義

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光文社新書
見るレッスン―映画史特別講義

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334045159
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C0274

出版社内容情報

自分にふさわしいものを自分で見つけてほしい――。120余年の映画史を俯瞰する、シネフィル教授による最初で最後の新書。

内容説明

映画は自分の好きなものを、他人の視点など気にせず自由に見ればいい。ただし優れた映画には必ずハッとする瞬間があり、それを逃してはならない。映画が分かるということは安心感をもたらすが、そこで満足するのではなく、その安心を崩す一瞬にまずは驚かなければならない。そして、驚きだけを求めてはいけないし、安心ばかりしているのも否。その塩梅は、画面と向き合う孤独というものを体験することのみで得られる。どのような瞬間に目を見開き、驚くべきかは実際にある程度分かるものであり、その会得のために見ることのレッスンは存在する。サイレント、ドキュメンタリー、ヌーベル・バーグ、そして現代まで120年を超える歴史を、シネマの生き字引が初めて新書で案内。

目次

第1講 現代ハリウッドの希望
第2講 日本映画 第三の黄金期
第3講 映画の誕生
第4講 映画はドキュメンタリーから始まった
第5講 ヌーベル・バーグとは何だったか?
第6講 映画の裏方たち
第7講 映画とは何か

著者等紹介

蓮實重〓[ハスミシゲヒコ]
1936年東京生まれ。映画評論家、フランス文学者。’60年、東京大学文学部仏文学科卒業。’65年パリ大学大学院で博士号取得。東京大学教養学部教授を経て、東京大学第26代総長。映画雑誌「リュミエール」の創刊編集長も務める。’77年『反=日本語論』で読売文学賞、’83年『監督小津安二郎』(仏訳)で映画書翻訳最高賞、’89年『凡庸な芸術家の肖像』で芸術選奨文部大臣賞、2016年『伯爵夫人』で三島由紀夫賞をそれぞれ受賞。1999年、フランス政府「芸術文化勲章」を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

226
「映画を見る際に重要なのは、自分が異質なものにさらされたと感じることです。自分の想像力や理解を超えたものに出合った時に、何だろうという居心地の悪さや葛藤を覚える。そういう瞬間が必ず映画にはあるはずなのです。今までの自分の価値観とは相容れないものに向かい合わざるをえない体験。それは残酷な体験でもあり得るのです」 溝口健二映画を見ざる者、映画を語るべからず。デヴィッド・ローリーを高く評価。アサイヤスとスコセッシが世界で最も過大評価されてる。ディズニーをバッサリ斬る。など、異質な映画評論にさらされる興奮あり。2021/03/21

アキ

88
語りを文字起こししているので、同じ内容を何度も繰り返している。著者が日本映画の至宝と絶賛している女性ドキュメンタリストの小森はるかさんと小田香さん。小森さんの「息の跡」、小田さんの「セノーテ」観たくなりました。アメリカの監督デヴィッド・ロウリー「さらば愛しきアウトロー」も絶賛している。物語がある娯楽は小説と映画だけだが、映画は物語だけを表現するのではなく「細部が見せる一種の色気」が映画の面白いところと云う。85歳にして「ジョン・フォード論」を執筆中。そのバイタリティには頭が下がります。2021/05/24

Aster

52
蓮實節って言うんですかね、蓮實重彦と言えば浅い文学士供にハスミンだの揶揄されているイメージ。そうしたい気持ちは分からなくもないが…。自分は単純に好きですね、これを読んだ限りでは。良かったですね、こういう客観的なのか主観的なのかよく分からない誠実な語りをまぁ中々見たことがなかったので。お前は映画好きではないとぶん殴られた気分です。そんなことは意図していないと思うのですが。ただ自分が今まで映画の評価を言語化と情報公開のフィルターでぐちゃぐちゃにしてしまっていたことに気づけた。俺はまともに映画見てたのか?2020/12/29

Isamash

36
26代東大総長で映画評論家の蓮實重彦2020年発行著書。米国監督ではデヴィッド・ローリー及びケリー・ライヒャリトルを、ドキュメンタリー監督では小田香及び小森はるかを評価。全く知らず、興味を覚えた。「寝ても覚めても」の高評価には同意も「旅のおわり世界の始まり」は自分にはつまらなかった。ショットや動きに重きを置く姿勢には共感覚えたが脚本には興味無さそう。撮影監督に注目は共感。川又昴、姫田真佐久、宮川一夫、ヤヌス・カミンスキーによる映像は確かに個性的で魅力大。日本でプロデューサー不在指摘には成る程と思わされた。2022/12/04

ころこ

35
文体がおかしい!インタビューの書き起こしであっても本を出版する以上、齢80を超えてニーチェ言うところの中動態的な「子ども」になったことが最も驚きですが、じつはこれも作為のひとつでしょう。批評のちからとは、批評家のものの見方の感染力にありますが、また良い悪いの判定だけでも、彼がそう判定するのであればと批評家のちからがあれば成り立ち得る。これだけはっきり書いてあると、文体も何も無い訳ですが…2021/01/19

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