光文社新書<br> 正義を振りかざす「極端な人」の正体

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光文社新書
正義を振りかざす「極端な人」の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334044954
  • NDC分類 360.4
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「極端な人」を生み出してしまうネット特有の構造など、ネット炎上を分析し、悲惨な出来事を減らす方策を提言する。

内容説明

SNSでの誹謗中傷、不謹慎狩り、自粛警察、悪質クレーマー…奴らは何者か?「炎上はマスメディアが生み出す」「SNSは世論を反映しない」「炎上加担者はごく少数」など、データ分析から導き出された意外な真実。

目次

第1章 ネットに「極端な人」があふれる理由(「極端な人」が人の命までも絶つ;「極端な人」による「殺人」は世界中で起こっている ほか)
第2章 ネットだけでない「極端な人」(ネットの誹謗中傷の陰にマスメディアがある;メディアのビジネスモデルの罪 ほか)
第3章 「極端な人」の正体(「極端な人」とはどのような人なのか;「ネット右翼は低学歴のひきこもり」は誤り ほか)
第4章 「極端な人」が力を持つ社会でどう対処するか(ネットの匿名性が悪なのか?;「実名制にすれば解決」は間違い ほか)
第5章 「極端な人」にならないための5箇条(極端であることの罪;「極端な人」にならないための5箇条 ほか)

著者等紹介

山口真一[ヤマグチシンイチ]
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授。1986年生まれ。博士(経済学)。専門は計量経済学。研究分野は、ネットメディア論、情報経済論、プラットフォーム戦略など。組織学会高宮賞、情報通信学会論文賞、電気通信普及財団賞、紀伊國屋じんぶん大賞(2017年23位)を受賞。他に、東京大学客員連携研究員、日本リスクコミュニケーション協会理事、海洋研究開発機構アドバイザーなどを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

150
クレーマーやSNS炎上など誹謗中傷で世を乱す「極端な人」は実は少数で管理職に多いという。ネットのフィルタリングや報道の煽り商法は強い自尊感情と社会的不満を批判へ転化させる格好の触媒であり、現在「極端」は誰もが育みやすい性向と言える。根深いのはこれが正義中毒に由来するために実名制や法的規制が効力を発揮しない点。被害者の救われない現状を鑑みるに訴訟手順の簡略化は危急の課題だろうが、その先にも表現の自由が影を落とす。「見たくないものを見ない自由」「見たいものを見る自由」、無責任な自由はバランスも自由自体も失う。2022/11/26

HANA

67
ネットの炎上などで中心となる人間を「極端な人」と名付け、その動向を探った一冊。ごく少数が炎上の中心となっている事やマスコミがさらに火を広げる。といった炎上のシステムも解析されていて面白い。とはいえやはり中心となるのは「極端な人」の分析。ここでは社会に対し非寛容、不満を抱え自分に甘いと定義されているが、それを表に出すか出さないかの分別の問題みたいな気もする。というかこの「極端な人」って現実だとあまり近寄りたくないクレーマーや一言居士が、ネットという場を与えられて可視化されただけのような気もするなあ。2023/10/26

よっち

51
SNSでの誹謗中傷、不謹慎狩り、自粛警察、悪質クレーマー。正義を振りかざす「極端な人」はどのように生まれるのか、データ分析から考察した一冊。最近ネットでの強烈なバッシングから自殺者が出るようなことが続いていますが、炎上加担者は実際にはごく少数で、SNSの盛り上がりは世論を反映しないこと、炎上を煽っているのはマスメディアという指摘には頷けるものがありました。自分がそうならないために情報の偏りを知る、正義感に敏感になる、客観的に見る 情報から距離を取る、他者を尊重するといった部分は自分も意識していきたいです。2020/10/13

GAKU

48
SNSで炎上させている極端な人って、結局本人自身が満たされていない人達が多いんだろうな。2022/11/04

TakaUP48

46
ネット炎上を巨大にする経路の最たるものはTVなどのマスメディア59%、ツイッターは23%。「極端な人」の割合は、7万人に1人。マスメディアがネット上の意見を世論とするのは大間違い。「極端な人」は、少数だが声がでかく多数発信する特別な人ではなく、世帯年収も高く、主任・係長クラス以上、男性が7割を占める。「クレーマー」は、個人的正義感が強く始末が悪い。ネットでの匿名廃止で、この手の投稿は消えない。被害者に寄り添う法整備と運営会社の判断に期待しつつ、被害者にならないためにメッセージや人の判定、ブロックが今後!2021/03/09

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