出版社内容情報
「風姿花伝」は、日本最古で最高の仕事のハウツー本でもある。現代にも通じる世阿弥の思考を学ぶ、人気の「座右」シリーズ最新作!
内容説明
世阿弥(一三六三?~一四四三?)は、室町時代に活躍した能楽師で、日本を代表する演劇人でもある。高尚で近寄りがたい印象もある能だが、当時は多くの人に愛された一大エンタテインメントだ。その世阿弥が残した『風姿花伝』『花鏡』は、現代のビジネスや、私たちの人生にも役立つ数々の「名言」が満載の指南書である。「座右」シリーズ最新作は、世阿弥の言葉を、今日的なわかりやすい表現でお届けする。世阿弥は、いつも先の見えない不安と闘っていた。だから、今を生きる私たちが携えるべき言葉となった。世阿弥の言葉は古びない。むしろ現代的で、未来的ですらある。そのエッセンスにぜひ触れてほしい。
目次
第1章 心をつかむ(マンネリを打破する;目新しい自分を探す ほか)
第2章 空気を読む(自己客観視する;余力と余裕の極意を知る ほか)
第3章 上達を極める(思い込みにとらわれない;肚の声を訊く ほか)
第4章 競争を生き抜く(同じ土俵で戦わない;新たな価値を生み出す ほか)
第5章 人生を生き切る(「時分の花」を知る;「勝負どころ」を意識する ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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