光文社新書<br> 「高学歴ワーキングプア」からの脱出

個数:
電子版価格 ¥858
  • 電書あり

光文社新書
「高学歴ワーキングプア」からの脱出

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2023年12月04日 11時33分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334044763
  • NDC分類 377.5
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「高学歴ワーキングプア」という言葉を日本中に広めた第一作から13年。悪化の一途を辿り、一向に改善されない問題にケリをつける一冊

内容説明

私が長く縁をいただいている立命館大学では、「生存学」という領域での研究が盛んである。生き残るコツはなんであろうかとそこで聞いたところ、「生き残るには、少しの厚かましさが必要だよ」と教えられた。実際、消えていく人たちにはそうした厚かましさがちょっと足りないように思うのだ。本当に彼らは真面目だ。真面目は悪いことではない。だが、真面目すぎるのが生き残るには不利になるのだとしたら、少しは不真面目になってもよいのかもしれない。―『高学歴ワーキングプア』刊行から一三年、研究者であり僧侶でもある著者が、紆余曲折ありながらも行き着いた境地とは?

目次

まえがき―『「高学歴ワーキングプア」からの脱出』執筆への道
第1章 高学歴ワーキングプアからの卒業
第2章 言ってはいけない―二〇一五~一六年に起こったこと
第3章 気づくべきは見えないチカラ
第4章 公募の裏側―これが採る側の実態だ
第5章 「高学歴ワーキングプア」問題とは何だったのか
特別対談 前野ウルド浩太郎×水月昭道

著者等紹介

水月昭道[ミズキショウドウ]
1967年福岡県生まれ。バイク便ライダーを経て、長崎総合科学大学工学部建築学科卒業。九州大学大学院人間環境学府都市共生デザイン専攻博士課程修了。博士(人間環境学)。立命館大学専門研究員を経て現・立命館大学客員教授。学校法人筑紫女学園理事。浄土真宗本願寺派西光寺住職。若手研究者をめぐる雇用や研究環境問題及び当事者心理を自著『高学歴ワーキングプア』(光文社新書)にてわかりやすくかつ深く表現し注目される。「神経難病患者の生を捉えるライフ・エスノグラフィ」(共同執筆)で日本質的心理学会優秀フィールド論文賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けぴ

41
”高学歴”と著者が自らのことを語りますが、博士課程まで卒業したということです。偏差値の高い優秀な大学を卒業、さらに博士になるも、その後の助教などのポストが得られず、就職もままならない人は気の毒に思いますが、偏差値40未満の大学を卒業後に九大の大学院を卒業、学歴ロンダリングした筆者については、よくぞ立命館大学の客員教授になれたものよ、という感じです(^_^*)。2021/04/03

壱萬弐仟縁

37
フリーター、ホームレスときて、脱出と、著者の光文社新書3作目。初老を迎えるOD問題。私も初老だ(苦笑)。私の場合は、かなりパイプラインから漏れて、バイトミックスで糊口を凌いできた経緯がある。この3年ほどは、学習支援業から他の肉体労働が主になる始末だった。大学からかなり遠のいたと言っていい。高校も同様だ。2020年代、50代の小生からすれば、アカデミアは箸にも棒にも筆禍らないのが実態だろう。後悔先に立たず。多くの本を濫読してきたことは、専門バカを回避することだった。2020/12/27

香菜子(かなこ・Kanako)

28
「高学歴ワーキングプア」からの脱出。水月昭道先生の著書。高学歴博士が高学歴博士という事実だけで評価されて尊敬された時代は過去のものだし、末は博士か大臣かなんて言葉はとっくに死語。全ての高学歴博士がきちんと評価されて尊敬されることが本来あるべき姿だけれど、全ての高学歴博士をきちんと処遇するほどの余裕は今の時代にはないのが悲しい現実なのかも。高学歴博士というだけでは生きていけいない。高学歴博士たちもコミュニケーション能力やしっかりとしたコネや人脈を持つ高学歴博士じゃないと生き残れない現実に直視すること。2020/09/26

メタボン

26
☆☆☆ 博士課程に進むのが茨の道という認識は、この書を読むまで、恥ずかしながら、なかった。タイトルから想起していた内容とは違ったが、民間企業ずぶずぶの私にとっては、ある意味全く違う世界を垣間見えて、興味深かった。それにしても、学内闘争は、それこそ魑魅魍魎が跋扈する世界なのだなと戦慄を覚えた。大学のヒエラルキーは、ひどいものだ。読んでいて腹立たしかった。2020/07/26

軍縮地球市民shinshin

17
大学院に進んで博士号を取得しても大学教員になれない、仕方なく非常勤講師を掛け持ちしたり学歴を隠してコンビニでバイトしたりして糊口をしのぐ「野良博士」の実態を世の中に知らしめた前著から13年。著者の「その後」が描かれているが…大半は高学歴ワーキングプアとは関係ない、著者の曽祖父が戦前に創立した学校法人筑紫女学園の暗闘を中心に第2章が割かれている。これはこれで面白のかもしれないが、本書の主題とは直接の関係がない。2017年に出版依頼があって出たのが2020年。内容的に薄いなぁというのが正直なところ。2020/06/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15880372
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。