出版社内容情報
あらゆる前提を疑う哲学者が、巷に広がる自己分析なる行為をぶった斬り、自分を知るために本当に役立つ方法を講義する
内容説明
自己分析は、日本の多くの若者が実践するポピュラーな作業だが、字面は何とも意味深であり、その過程で誰もが苦悩する。就活で一旦、自分を知り志望は何か「暫定解」を出さなければならない。その攻略法を多彩な自己分析ツールを挙げて論じ、さらに人生そのものにおいて「本当の自分」に迫る術を、哲学者の足跡をもとに探る。複数の人物によるディベート形式だから共感するキャラが見つかるかも。探求を続ける老若男女のための手引き。
目次
第1章 就職活動における自己分析(就職セミナー;ガイドライン;スケジュール ほか)
第2章 人間関係における自己分析(学生相談室;自己分析ツール;敬語 ほか)
第3章 人生哲学における自己分析(哲学研究室;ソクラテス;プラトンの対話篇 ほか)
著者等紹介
高橋昌一郎[タカハシショウイチロウ]
國學院大學教授。専門は論理学・哲学。情報文化研究所所長、JAPAN SKEPTICS副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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