出版社内容情報
世界最強の裏方産業とも言える、日本の工作機械産業50年の革新史を、インテルとファナックという2つの企業を切り口として描く。
内容説明
工作機械は「機械を作る機械」であるため、「マザーマシン」と呼ばれる。私たちが日常で使うスマホや車といったものだけでなく、家電製品や航空機など、あらゆる人工物を作るのに欠かせない。そのため、日本やドイツのように、強いものづくりの背後には必ずといってよいほど強い工作機械産業が存在する。また、工作機械産業の技術水準は国家の安全保障にまで影響を与える。そして、この四半世紀、日本の工作機械産業は世界最強であり続けた。本書は、表舞台にはめったに登場しない「世界最強の裏方産業」五十年の革新史を、ファナックとインテルという二つの企業を切り口として描く。創造と革新のプロセスから何が学べるのか―。その核心に迫る。
目次
第1章 世界最強の裏方産業はどのようにして生まれたのか
第2章 誕生―ファナックとNC工作機械
第3章 マイクロプロセッサの誕生とインテルの戦略転換
第4章 ファナックとインテルの遭遇
第5章 日本の盛衰はなぜ分かれたのか
第6章 工作機械のデジタル化と知能化、そしてIoTへ
終章 歴史を知り未来を創るために
著者等紹介
柴田友厚[シバタトモアツ]
1959年北海道札幌市生まれ。東北大学大学院経済学研究科教授。京都大学理学部卒業。ファナック株式会社、笹川平和財団、香川大学大学院教授を経て2011年4月から現職。筑波大学大学院経営学修士(MBA)、東京大学大学院先端学際工学博士課程修了。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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