光文社新書<br> 武器になる思想―知の退行に抗う

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光文社新書
武器になる思想―知の退行に抗う

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  • サイズ 新書判/ページ数 314p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334043841
  • NDC分類 311
  • Cコード C0210

出版社内容情報



小林正弥[コバヤシ マサヤ]
著・文・その他

内容説明

人気取りのためにウソを語るリーダーと、分かりやすさしか求めない人々。ポピュリズムが世界を覆っている。歴史から明らかなように、このままでは民主主義は必ず衆愚化する。私たちは諦めるしかないのか?どんな状況でもよりよく生きるために必要なのは、主体的に考えて判断するための知恵。その礎が思想である。アメリカの政治哲学者マイケル・サンデルと交流を深め、氏に倣った対話型講義を展開する学者とともに、「人間として不可欠な知」を考える。

目次

プロローグ あなたの思想は何ですか?
第1章 「思想」は役に立つのか?
第2章 日本政治の劣化は思想がないからか?
第3章 国家・社会はなぜあるか?
第4章 経済発展こそ全てではないか?
第5章 文化・歴史の伝承は「洗脳」?
最終章 右も左もダメなら、どんな思想があるのか?
エピローグ 日本政治が発展するには

著者等紹介

小林正弥[コバヤシマサヤ]
1963年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。千葉大学大学院社会科学研究院教授、同大大学院人文公共学府・公共研究センター長。専門は政治哲学・公共哲学・比較政治。マイケル・サンデル教授と交流が深く、NHK「ハーバード白熱教室」では解説を務めた。聴講者が積極的に議論に参加する「対話型講義」を行っている。近年はポジティブ心理学の研究にも取り組む。日本ポジティブサイコロジー医学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆまゆ

7
政治思想に関して、自分はどの位置にいるのかを把握すること。そこから考えることの必要性を説く。中長期的にみれば思想は世界を大きく変化させる。左にいったり右にいったりとその時々の状況で異なるが、個人としては良識に沿って是々非々で考えていくことが重要。個別イシューではなく全体で考える、というのは必要なことかも。2019/01/30

nnnともろー

6
様々な思想の対立を乗り越えるには?政治的、経済的、文化的原理の統合。グローバル、ナショナル、ローカルという複層的な視点。現政権への危機感。2019/11/10

裕由

6
問答形式になっており一見読みやすいようだが,内容はとても深く,読了するまでかなり時間がかかってしまった。日頃,政治思想を意識していないからだろう。「知の退行に抗う」という副題が胸に痛い。2019/04/30

乱読家 護る会支持!

5
言葉のお遊び新書。。。 政治思想をしっかり持ちましょうという著者の意見はその通りと思うが、保守、自由、リベラル、共産だけじゃなく、日本の伝統的民主主義を書いていないのに違和感あり。 そもそも政治思想を語る前に、国家が自国民を守ることを一字も書いていない我が国の憲法に違和感を感じましょうね。。。2019/03/17

やす

4
大したことなかった。2024/04/29

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