光文社新書<br> オリンピックと東京改造―交通インフラから読み解く

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光文社新書
オリンピックと東京改造―交通インフラから読み解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334043728
  • NDC分類 780.69
  • Cコード C0265

出版社内容情報



川辺謙一[カワベ ケンイチ]
著・文・その他

内容説明

首都高、東海道新幹線は東京五輪のために造られたのではない。2020年、「あの頃をもう一度」は叶わぬ夢です。

目次

序章 プレイバック1964年
第1章 巨大都市を生んだ都市改造史
第2章 五輪とレガシー
第3章 1940年大会・幻の五輪
第4章 1964年大会・初の五輪
第5章 2020年大会・再起の五輪
第6章 これからの東京と交通

著者等紹介

川辺謙一[カワベケンイチ]
交通技術ライター。1970年三重県生まれ。東北大学大学院工学研究科修了後、メーカー勤務を経て独立。高度化した技術を一般向けにわかりやすく紹介している。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

35
東京五輪はアスリートファーストでコンパクトでお金のかからない五輪として招致したにも関わらず、1964年大会の五輪と一緒に東京改造へ向かって予算もどんどん膨らんで五輪開催にネガティブになる国民も多く見られるようになった。 1964年当時は、世界でも類のないような速度で東京への人口流入が進み、年30万人のペースで人が増え、インフラの整備、都市計画の改編が余儀なくされ、五輪開催経費の32倍ものインフラ投資を断行した。 2020年はあれよあれよという具合に、大会経費は二倍近くまで膨らみ、とどまることを知らない。2019/12/23

おさむ

33
2020年の東京五輪に向けて、東京では渋谷、品川、虎ノ門の再開発が進んでいる。今回の東京改造の規模は1964年の東京五輪に比べれば極めて小規模というのが、交通技術ライターである著者の説明。本著は前回の五輪で如何に東京が変わったかを詳細に説明する。鉄道、道路、上下水道、空港。高度経済成長という時流に乗って、社会インフラの整備を進めたともいえる。読めば読むほど、市川崑監督の記録映画「東京オリンピック」が観たくなります。2019/01/22

おかむら

24
もし64年のオリンピックが無かったとしても首都高は日本橋の上に作られていたであろう、というようなことが書いてある。今度のオリンピックはそう無茶なことはしないだろうけれども、予算がどんどん増えてるのが全然コンパクトな五輪じゃない感。2018/10/25

wiki

17
どんな街づくりが計画されているのか、その参考文献については丁寧に挙げていただいているので、その点においては概括的に東京がどう変わるかという事について知る事ができる。但し発刊が2018年9月30日ということもあってか、環状第2号線についての記述やBRTについても情報としてまだ物足りない時点での執筆なので、気になる場合は改めて東京都に問い合わせした方が良いだろう。何より「TOKYO2020」で実際日本人はマーケティングで煽っているほどテンション上がってないよ、という事が著者の考えを1つの代表として観察できる。2018/11/16

スプリント

10
オリンピックを誘致して住民が恩恵に預かれるのはスポーツ施設ではなくて交通インフラが整備されることなんだと感じました。2018/11/18

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