光文社新書
ミレニアル起業家の新モノづくり論

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334043117
  • NDC分類 509.5
  • Cコード C0234

出版社内容情報

今、各企業で主役になりつつある「ミレニアル世代」に向け、これからの「モノづくり」「働き方」「幸せ」について熱く語る。

内容説明

いまや世界の時価総額ランキングの上位はほとんどがアメリカ系。かつて世界に名を馳せた日本企業はすっかり存在感を失ってしまった。原因は何か?答えはシンプル。IT系の高付加価値な産業への転換に遅れているから。ではどうすれば、インターネットを駆使した生産性の高いスタートアップが生まれる環境をつくれるのか。それは、なるべくモノを持たないが自らのスタイルに合うものには投資を惜しまず、カネではなく意義で動く「ミレニアル世代」の行動原理を掴むことから始まる。「共通の価値」でつながる人々の「トライブ」というキーワードを軸に、日本最大のビジネスSNSを運営する新鋭社長が、これからの働き方と幸福の形を提示する。

目次

第1章 取り残される日本(日本の立ち位置は今?;日本企業の凋落 ほか)
第2章 トライブの見つけ方(幸福の形の変容;己を知る ほか)
第3章 新モノづくり時代の事業戦略(ミレニアル世代とは;「意義」のためのモノづくり ほか)
第4章 トライブをつくる(0→1;1→10)
第5章 この国の未来(規制緩和;女性の活用 ほか)

著者等紹介

仲暁子[ナカアキコ]
ウォンテッドリー株式会社代表取締役CEO。1984年生まれ。京都大学経済学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社。退職後、フェイスブック・ジャパンに初期メンバーとして参画。2010年9月、現ウォンテッドリーを設立し、ビジネスSNS『Wantedly』を開発。’12年2月にサービスを公式リリース。現在はシンガポールをはじめ、アジアでも事業を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

65
ネットとミレニアル世代が形づくる社会を攻略するためのキーワードがトライブ。トライブとは同じストーリーを共有する者たちの繋がり。つまり擬似共同体。多様性溢れる小さな流れ。ミレニアル世代は、スペックよりストーリー・W hyを消費し、その為に働く。帰属したいトライブを探している。ナルホドとは思う。20世紀がマスの時代なら21世紀はよりパーソナルな時代か。カネより意義。スペックよりストーリー。ちょっと抽象的過ぎる論展開の本であったが、言いたいことは理解した。ただ、ミレニアル世代は皆この志向性なのかという疑問は残る2018/09/30

KAKAPO

36
"大事なのは、限られたリソースをどう配分して最大限の価値をつくっていくか、だ。そのための手がかりは、目の前のユーザーだ。自分の人生に配られたカードで最善のプレーをする。目の前の勉強、仕事、活動を頑張る。そうすれば、振り返ったときに自ずと道はできている。"ウォンテッドリーというスタートアップを率いる仲暁子さんを貫く基本的な観点・考え方は、経済的な成功を求める貪欲さなどではなく、日本というこの美しい国が好きだからこそ、今後の進むべき道を考えるきっかけ、さらなる発展の一助になりたい、という清々しい気持ちでした。2018/10/08

犬こ

19
ミレニアル世代というとIT大国アメリカでは、勢い止まらない起業家が多く、筆者もその世代で彼女の起業精神や意欲もよくわかるわけですが、日本のミレニアル世代の実態はどうなのでしょう。IT業界の話メインですが、とても分かりやすかったです。2017/10/08

mitsu44

19
上場と似たタイミングで出された新書。ミレニアル世代の考え方、トライブ探し、様々な論点を語るが共通するのはこれからの我々ミレニアル世代の考え方のヒントだと感じた。 批判もあるがWantedlyは好きなビジネスだし、仲さんの考え方も改めて良いなと思った。週末を楽しむために平日を耐え忍んでいるのではやはりダメで、シゴトでココロオドル人になりたい。2017/10/06

ケイティ

17
とても面白かった。と同時に、全くこのミレニアル世代のことが分かってなかったと再認識。確かにモノのスペックを上げたら豊かという時代はもう終わりつつあり、もたらす未来や期待、世界観、体験に意味を見出す。今後はニッチなニーズやコミュニティが加速化しそう。これまでの感覚では未来に希望を持ちづらいが、まだ色々できることがあるとわくわくさせらました。まだお若いゆえに極端な部分もありますが、ライターでなく自分の言葉で綴られている熱量を感じ、彼女から話を聞いてるようなライブ感もよかったです。2019/03/30

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