光文社新書<br> マクロ経済学の核心

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光文社新書
マクロ経済学の核心

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  • サイズ 新書判/ページ数 257p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334039837
  • NDC分類 331
  • Cコード C0233

出版社内容情報

政策立案にかかわる人だけでなく、日本経済の下に暮らす全国民必読の1冊。

内容説明

経済学は決して浮世離れした理論ではない。情勢を冷静に分析し、未来を予測するために拠って立つ礎となる。景気のトレンド、国の政策の是非、勤めている会社や業界の先行き、賃金は適正か、貯蓄か投資かなど、自分で判断し正しく行動するためには、マクロ経済学の知識が不可欠だ。注目を集める著者独自のナビゲートで、現代を生き抜く知性の力を手に入れろ!

目次

第1章 マクロ経済を見る「目」(マクロ経済を見るための国民経済計算;GDP統計を使って現状を把握しよう)
第2章 長期経済理論としての新古典派成長モデル(新古典派成長モデルとは何か;収束論と修正される新古典派成長モデル;成長モデルから循環モデルへ)
第3章 需要サイドによる景気循環モデル(有効需要の原理と45度線モデル;資産市場と貨幣市場)
第4章 マクロ経済学の基本モデルとしてのIS‐LM分析(IS‐LMモデルの基礎;IS‐LMモデルの拡張と批判)
第5章 労働と価格のマクロ経済学(フイリップス曲線とマクロ経済学の変容;マクロ経済論争と現代マクロ経済学の始まり;マクロの経済学の現代的課題)

著者等紹介

飯田泰之[イイダヤスユキ]
1975年、東京生まれ。エコノミスト、明治大学政治経済学部准教授、(株)シノドスマネジング・ディレクター、内閣府規制改革推進会議委員、東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パット長月

8
講義、ミクロに続いて著者のマクロ読了。たぶんマクロのほうが著者の本領なのだろう、学習上の配慮・注意が随所に盛られており、とても勉強になった。恥ずかしながらIS-LMのLMがどうも苦手で、ずっとモヤモヤ状態だったのが、ようやく腑に落ちた気がする。それにしても、こんないい本なのに、本書もまた紙の本はすでに絶版。私レベルにはとても寝転んで読めるしろものでなく、「核心」なので教科書のトピックスを網羅したものではないのだろうが、それでも十分の密度。読者が相当限定されるだろうなあ、というのはわかる。が、もったいない。2024/10/06

かず

4
マクロの景気浮揚効果を重視する場合には、人材不足が起きやすい産業、地域を避けるべき。名目金利から予想インフレ率を差し引いた予想実質金利が投資に関する意思決定を左右する。したがって低金利状態で企業の投資を刺激するためには予想インフレ率を上昇させる必要がある。2018/08/11

しゅー

3
★★★『図解ゼロからわかる経済政策』に続き、著者のマクロ経済学の本を読む。光文社新書は編集者があまり口を出さないのか、時々、新書のメリットを感じられないほど、内容詰め込み過ぎで読みづらい本がある。本書も、著者に好きに書かせた感じで、ほぼ普通の教科書だ。ただ、私にとって興味がある分野だったので、興味深く読む。一見、取っつきにくいのだが、個々の理論と理論の間のつながりが見通し良く解説され、かつ我々が引っ掛かりがちな部分を先回りして答えを用意してくれている。例えが適切なのも分かりやすい。手元に置いて再読したい。2020/02/11

hill.384

3
「マクロの核心(コア)を解説する~」とあるものの、いざ読み始めてみれば、GDP統計から新古典派ほかお決まりの各モデルの解説がスタートし、そのまま終わってしまった… 経済情勢ではなくマクロ経済学の本として書かれているが、知識の整理の為のテキストとして使うには寸足らずすぎ、大学1回生のような初学者が読んだとしても、この内容では説明が足らなすぎるんじゃあないだろうか。新書媒体の限界かと。時事的なコラムはまあ楽しめたのが救いだろうか。2017/07/01

源次/びめいだー

2
再読と気づかずに読んでしまいました。でも内容はやはり良かったです。2025/04/04

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