光文社新書<br> 武器としての人口減社会―国際比較統計でわかる日本の強さ

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光文社新書
武器としての人口減社会―国際比較統計でわかる日本の強さ

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334039370
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0233

出版社内容情報



村上由美子[ムラカミ ユミコ]

内容説明

少子高齢化はチャンス!20年以上、外資系証券会社や国際機関で働き、人生の半分は外国暮らし。世界を見てきた経験と、データの裏付けからわかる日本経済の底力。

目次

第1章 人口減少が武器になるとき(ICT‐AI革命が仕事のあり方を変える;必要とされるのは定型化できない仕事 ほか)
第2章 眠れる「人財」大国・日本(埋もれた人材を掘り起こすとき;日本の中高年齢層は優等生 ほか)
第3章 女性は日本社会の“Best Kept Secret”(古くて新しいウーマノミクス;女性がGDPを押し上げる ほか)
第4章 働き方革命のススメ(Time is Money!時間は有限資源;優秀なボスの条件 ほか)
第5章 日本のイノベーション力を活かせ!(世界中で鈍化する生産性;イノベーションの拡散メカニズム ほか)

著者等紹介

村上由美子[ムラカミユミコ]
上智大学外国語学部卒業。スタンフォード大学大学院国際関係学修士課程修了後、国際連合に就職。国連開発計画や国連平和維持軍などの任務に携わり、バルバドス、カンボジア、ニューヨークなどで活躍。国連での任期終了後、ハーバード大学大学院経営学修士課程入学。MBA取得後、ゴールドマン・サックス証券に入社し、ロンドン、ニューヨーク、東京で勤務。クレディ・スイス証券を経て、2013年より経済協力開発機構(OECD)東京センター長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kubottar

29
日本の深刻な人口減を逆にチャンスにする方向性を示しているのは面白い。人口減だからこそ女性を重用する風潮に持っていくことは果たして日本でできるのだろうかという問題もある。何しろ日本の男尊女卑レベルはルワンダと同格というデータを見たことがある。しかし、移民を入れない方向性なら嫌でも変わらなくてはならない、その時のための指標としては実に為になる本だと思う。2017/03/09

めだか

28
データを示して、今やだれでもわかっている、それが進まない問題点も指摘しているが解決策はウヤムヤ・・・・。結局、今まで変えられなっかたことを変えようと言うのは容易いが、実行するのは難しいということ。 2016/11/21

HMax

20
眠れる人材の活用とイノベーション力を活かす。これによって人口減社会を乗り越える。何事も個人の努力が第一ですが、こと人口減社会については、政府がどのような政策をとるかにかかっていると思います。社会人教育を強化、ゾンビ企業を生かすための融資をやめベンチャー企業への投資を進める、機会均等に違反した企業にペナルティーを課す等々。出来ることはいくらでもあります。ただ個人の意識がついていけるか?という点も大きな課題でしょう。女性取締役30%が遅々として進まない、AIへの拒否感、非効率な残業等。2016/12/23

C-biscuit

19
図書館で借りる。あとがきを読むまで、著者が女性だとは気づかなかった。そういうのもあり、女性の活躍に力が入っているようにも感じ、また説得力を感じる。人口ボーナスは終わり、人口ペナルティーが始まっているという言葉も新鮮であった。世界に先駆けて少子高齢化が進んでおり、世界の先例にならなければならない一方で、世界の先例である欧米の女性活用を見習わなければならないというのは同感である。保育費がかかるが、その時期を頑張って正社員のまま続けると生涯年収に2億円近い差が出るようなので、部下も応援してあげたいとも思う。2016/10/14

速読おやじ

18
タイトルの「武器としての・・・」はまたか。。という気がしないではないですが、本書はしっかりとしたデータに裏付けされた良い提言書になっています。教育水準が高い日本は人の平均的なレベルが高いといいます。高齢者や女性がもっと働くことができれば、実は日本は強いのではないかと。企業側も変わらないといけないんだろうな。実は日本はイノベーションはどんどん出ているのに、それを商品化等マネタイズする力がないという結果があるらしい。とにかく日本にはまだまだポテンシャルは大きい!という事かと。そう言い続けて何十年だけど(笑)2017/02/25

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