光文社新書<br> 医療探偵「総合診療医」―原因不明の症状を読み解く

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光文社新書
医療探偵「総合診療医」―原因不明の症状を読み解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334039332
  • NDC分類 492
  • Cコード C0247

出版社内容情報



山中克郎[ヤマナカ カツオ]

目次

第1章 やってくる患者は全員「病名不明」(1か月前から突如暴言、当日は会話が支離滅裂に…。;2日前に頭痛、夜には腹痛と下痢、昨日から熱も…。;私が「問診」を重視するわけ;1分で心をつかみ、3分聞き、「攻める問診」で謎を解く)
第2章 診療の成否は、問診にかかっている(診察は顔を合わせた瞬間から始まっている;攻める問診で、まずは「現病歴」をはっきりさせる;その人ならではのバックグラウンド「空間軸」を知る;「診察」と「検査」で問診を補う;プロブレムリスト作成から鑑別診断へ)
第3章 病気になったとき、総合診療をどう活用するか(治る認知症かどうかを、症状から見分ける;的確な診療を受けるために、患者ができること;信頼できる総合診療医はどこにいる?)
第4章 医師も初めから上手な問診ができるわけではない(「ベッドサイド教育」で若手を育てる;私はこうして「総合診療医」になった;総合診療医と専門医はどう違う?;これからの日本と総合診療)

著者等紹介

山中克郎[ヤマナカカツオ]
1959年三重県生まれ。85年名古屋大学医学部卒業後、名古屋掖済会病院、名古屋大学病院免疫内科、バージニア・メイソン研究所、名城病院、名古屋医療センター、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)、藤田保健衛生大学救急総合内科教授・救命救急センター副センター長などを経て、現在は諏訪中央病院総合内科院長補佐(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユウユウ

39
ほぼNHKの番組っぽい感じの作りなのかな。知識とか、情報をまとめて分析して可能性をあげるとかは、そのうち、AIにはかなわなくなってくるかなと思う。医師や医療者に求められるものは、その手がかりをどれだけ引き出せるかや、患者さん自身に寄り添えるかなどになっていくのかな。2017/03/08

けんとまん1007

22
ドクターGが好きで、よく観ていた。そこで知ったのが、総合診療医という言葉。まさに、人が人を診るという原点だと思った。そして、そこから想像したのが、町のお医者さん。子供のころからずっと診てもらっている。自分の場合は、先代の先生から今の先生に繋がっている。安心感が違う。確かに、最新の医療機器の力も凄いが、そこではわからものがあるのだという思いは変わらない。2017/10/21

和草(にこぐさ)

12
最新の医療に注目がいく中、患者さんと向き合い、病気を探る。待ち時間がかかっても、そんな医師に診てもらいたい。2019/01/17

わった

8
とても面白かった。総合診療医として勤務する医師が総合診療医について、症例を挙げて一般向けに優しく解説した新書です。患者さんが話す様々な情報から、情報が必要なのか不要なのか取捨選択し、探偵並みの推理判断力。本当にミステリー小説を読んでいるかのような気分でした。過去の誤診についても記載がありました。現在の診療に活かされ、毎日診療されている様子です。若手医師、専門医に向けたメッセージもあり、現医学部生や若手医師が読めば大きく響く部分もあるかと思います。2021/01/20

ありんこ

6
病院に行くと、待ち時間が長いということが大変なのですが、正しく診療するためには仕方のないことなんですね。患者さんの顔色、体温、声色、問診などがいかに大切かを分かりやすく解説してくれています。こんな素敵な先生が全国にたくさんいるといいですね。合わせて、家族の体調や心理状態もよく観察するようにしたいと思いました。2021/05/19

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