出版社内容情報
トイアンナ[トイアンナ]
内容説明
普通の幸せって、難しい。「自分には、一生いい恋愛なんてできないかもしれない」と考えるあなたへ贈る22のエクササイズ。
目次
序章 なぜ恋愛障害の人たちが増えているのか
第1章 愛されたいのに愛されない不器用な女性たち
第2章 女性を消費する「加害男子」に気をつけて!
第3章 危険!思い込みが暴力化する「妄想男子」
第4章 あなたは過去と向き合えるようになる
第5章 自尊心を育てるエクササイズ
第6章 恋愛障害からの卒業
著者等紹介
トイアンナ[トイアンナ]
ライター・性暴力防止団体「サバイバーズ・リソース」理事。慶應義塾大学法学部卒業後、外資系企業にてマーケティングを約四年間担当。業務や独自の活動で「キャリア」「不倫女子」「風俗嬢」などをテーマに500名以上からヒアリングを重ねる。現在「ありのままの自分を愛する自尊心の育て方」をテーマにさまざまな媒体で執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青蓮
78
橘さんのお勧め。愛されたいのに愛されない。それはどうしてなのか。拗れてしまった様々な恋愛の実例を挙げながら根本原因を探っていくと見えてくるのは幼少期における親との関係。所謂「機能不全家族」で育った人は恋愛でも躓きやすい。自身の過去と向き合い、自尊心を高めることで不幸な恋愛から卒業出来ると著者は言う。自尊心を育てるエクササイズはACから回復するステップそのものでどれだけ自尊心というものが生きる上で大切なのかを思い知らされる。私も別れた恋人との恋愛を振り返って痛感した。恋愛が上手くいかない全ての人に送る処方箋2019/04/03
七村夏子
24
たまたまネットを見ていた時に著者のブログを見つけ、文章に夢中になり購入した一冊。書かれる文章には多くの人が悩んでいる問題を解決するという目的があり、そしてとても冷静に解決へと過程を進めていく。どう行動したらいいのか、必要なことを分かりやすく細分化して著者は説明し、私達を助ける知恵を与えてくれる。この細分化する、というのがとても大切な作業なのだと気付く。大きく見える山も、一つ一つ崩していくと必ず無くなる。自分の未来の目標へも、今日という1日を細分化させて、少しずつ近づけばいいのだと教えてもらった。2016/09/08
akane_beach
21
タイトルがアレですが(笑)恋愛に限らず、この本でいう「恋愛障害」特有の思考の癖のために、生きづらさを抱え、対人関係に傷つき苦しんでいる人は多いのではないか。私はあるある!だった。表紙が恋愛真っ盛りの25歳くらいの色っぽい女の子のイラストなので、電車で読むのはちょっと憚られるが、良書。悪い癖を克服するためのエクササイズも参考になる。「恋愛障害」を患っている人の行動は、自分を愛せていて普通に自己主張が出来、自分が傷つく原因になる人には自然と近づかない術を知っている人からすれば、理解しがたいことだろう。2018/09/02
PAO
20
「恋愛とは、ちょっとつまらなく思うかもしれませんが『自分を害するリスクが少なく幸せにしてくれる相手』を探すゲームなのです」…この見解に賛同できるか否かで本書の評価が異なると思いますが私は賛同します。「恋愛障害」について自己の経験も踏まえて、タイプ別に真摯にそれに対する処方箋を示してくれます。恋愛障害の女性はダメンズの持つ寂しさに対して惹かれ合ってしまうという分析には深く同感してしまいました。但し「自尊心が低い女性」とは逆の「自尊心が強すぎて男性を愛せない女性」の恋愛障害への処方箋が無かったのは残念でした。2019/05/13
まつこ
17
自分に合う事例はこれといって見つからなかったけど、これだけ恋愛に悩んでる人がいるんだなぁ…と改めて実感。恋愛に限らず、相手を尊重しすぎてしまう気持ちは分かる。まずは「自分を受入れて好きになる」ための本。2016/08/22